共認心理学:現代の精神病理
86312 相手を否定しきれなくなったら…
 
佐々木健二 ( 25 徳島 企画 ) 05/02/25 PM01 【印刷用へ
>もともと存在した欠乏と逃避したいその対象は一体のものである。だからその時点で意識は大きく混濁する。従って対象を否定、封鎖するためには、同時に自身が持つ対象に対する欠乏も否定・封鎖する必要が出てくる。

先日、とある事が原因で、なんで屋のファンの子が熱を出しました。
「いいな〜」と想っていた相手の嫌な所が見えてきて、それを否定したら自分の体の調子が悪くなったと言うのです。面白いことに、以前は同じように相手を否定しても、そんな事はなかったとのこと。

◆以前までは…
1:それまで「いいな〜」と思っていた相手。
 でもなんやかんやの事情で相手の嫌な所が見えてきた。
2:相手を否定視

その子は、なんで屋で初めて出会った頃に「人は信用したら怖い」と印象的な言葉を使っていただけに、「相手を否定視したら完全に相手を否定」して頭も意識も(他者否定の自己正当化の)自我で統合されていたのでしょう。

◆それが、なんで屋で充足体験を積むうちに変わった!
1:なんやかんやの事情で相手の嫌な所が見えてきた。
2:それでも頑張って相手の事を想ってみよう、肯定視しようと頑張った。
 でも、相手は変わってくれない。「こんなに私は頑張っているのに!!」
3:「私がこんなに頑張っているんだから、相手も私に合わすべき」という
 想いが、相手を否定する。また、“否定すべき”相手をかばう奴も「あ
 んたは分かっていない」と否定の対象になる。
※頭がそのように判断する一方、心や身体はどうなっているか?ただ素直
 に・素朴に・単純に、相手との充足体験をまた積みたい(相手を肯定視し
 たい)と想っている。
4:頭が相手を否定している以上、相手を肯定視しようとしている自分の心
 や身体を攻撃する。

以前までのように、頭も心も否定一色に染まっていた時は、身体も変調を来たさなかったのが、露店経験や感謝のトレーニングで肯定視が強くなったとたん、頭と心が分裂して変調を来たした結果の発熱だったようです。
心配すると同時に、予想以上に短期間で心が変わっていくその現場を目の当りにした驚きと嬉しさを感じました。
 
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