共認運動をどう実現してゆくか?
86155 たった一言からの可能性
 
塩貝弘一郎 HP ( 30 京都 営業 ) 05/02/22 PM10 【印刷用へ
露店を同じ場所でやっていると、普段通っている街の雰囲気の変化に気付き、すぐに見に来てくれる人もいれば、「あ〜、なんかやってるな」って、静観しながら、通り過ぎていく人もいる。

しかし、この静観している人たちでさえ数を重ねていくうちに、露店の楽しげな雰囲気につられ、足をこちらに向けてくれるようになる。
この前、そんな人の一人が現れた。

その人は、商店街にある僕達の露店を見つけると、それまで早足で歩いていた足取りを緩め、カードや看板を眺めながら、この日も名残惜しそうに通り過ぎようとしていた。

その様子を見ていたので、慌ててこちらが声をかけると、すぐに立ち止まって僕達の話を聞いてくれた。

彼の話では、「なんで屋 〜みんなのなんでに答えます〜」この看板を見ていて、どんなことをやっているのか気になっていたが、すごく哲学的な事をやっているなってのが、外から見てのパッと見の印象だったらしい。
だから、すぐに店主と話をする事はできなかったが、相当気になっていたとの事だった。

そこでまず、なんで屋の主旨を説明し、現代の状況認識を共認しようと試みた。

すると、彼の反応は、「うん、うん、そうだよね」とえらく共感してくれ、自分が講師であり、最近生徒達を見ていると、えらく悩みを抱えている人が目立つ事を打ち明けてくれた。

その後、最近の就活の悩みを持つ学生の例等を挙げながら、更にお互い話をしていくうちに、
「なるほど、今の学生も大半は「自分だけ」の悩みと捉えているように思う。「自分だけ」って、捉えずに「みんなも」と捉えると不安が吹き飛び、新たな可能性に向かって活力をもっていける。自由・個性等自己判断を迫られる状況下にあるからこそ、彼らは「自分」に囚われやすいのかもしれないが、それは間違ってるよね。是非、この場の事を学生にもどんどん広めていきたいな!また、学生を連れて来ます!」
と、喜びの笑顔を振り撒きながら帰っていってくれた。

>「待ちびと」のもとにこちらから出向いて行って、「おいでよー」とこちらから声をかけ、街に流布する期待封鎖を解除するきっかけづくりを重ねていくことかな、と思った。(78076 阿部さん)


きっかけは、たった一言。
だけど、その「一言」を待っている人たちが、路上に溢れているのではないかと、そんな新たな認識の広まりを感じた露店日でした。
 
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7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
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