生物の起源と歴史
85883 夜這いと現在の共通項
 
田村飛鳥 ( 29 京都 会社員 ) 05/02/18 AM00 【印刷用へ
 夜半過ぎになって、一組ずつ布団に入る、(1167)
 家人の目に触れることなく屋根裏部屋に入れるようになっている。
 夜這い行為自体が村社会に共認されていたからである。(84746)

 昔の家屋は障子や襖で仕切られておりOPENといえばOPENな作りになっていたことや、子供達と親は川の字になって寝ていたことから想像するに夫婦生活はOPENになされていたのであろうことは想像できる。思春期近くには、子供達はハッキリと性の役割を認識し始めていただろう。

 では何故?現代人は性行為を隠れてするのかという疑問にぶちあたった。
 
 これには、羞恥心と私有意識(一対婚)という二つの要因が考えられる。

 羞恥心とは、皆を意識した上での共認事項に他ならず、私有という私権規範(共認事項)からきた『自分のもの⇒見せたくない』という自分観念が性を蓋することになった。

 夜這いと現在の共通項は、いずれも人々の共認内容によって突き動かされてセックスしているということがハッキリする。一部の霊長類を除いた動物・植物と根本的に違う機能の一つだ。

 更には、動物は本能(フェロモン)に突き動かされて発情し、心を持たない植物はオシベやメシベをなんの躊躇いもなく外圧に曝け出し適応している。

 『フェロモンは、光学的刺激とは違って、夜間でも有効だし、密閉されない限り、障害物を乗り越えるので、コミュニケーションの手段としては優れている。また、発情期がなくなったおかげで、排卵期がわからなくなり、男たちは、自分の子孫を残すという本来の目的からすれば「無駄な」セックスをしなければならなくなった。こうしたデメリットを考えるならば、人間が自発的に、フェロモンを捨てたとは考えられない。いったい、いつから私たちの祖先は、排卵期にだけフェロモンに刺激されて発情するという通常の性生活から逸脱したのか。』リンクより引用

 この答えは、動物のはフェロモンという嗅覚的信号によって発情期であることを知らせたり、視覚的信号(胸・尻の色)によって自らの発情期を本能的に知らしめる。人間はフェロモンという本能物質よりも、共認内容(不全解消・解脱・親和・生殖)を主体として発情していることに他ならない。

 では、いつからという先のサイトの筆者に答えるとすれば、

『本能を越えた不全を解消するために、原猿の首雄はメスに対して不全解消期待が生じた。それに対して、同じくメスたちは、激化する弱オスたちの縄張侵犯(それは、首雄に対する縄張侵犯だけにとどまらず、飢えを解消するためにメスの縄張にも及んだと思われます)という同じく本能にない課題(不全)に直面したが故に、メス同士の性闘争を解消し、首雄と同居の道を選んだ、と考えられます。

 つまり、いずれも本能では対応できない不全に直面したが故に、本能を超えたオスメスの有り様(存在様式)を選び取った。だからこそ、このオスメス関係を生み出した吸引力は、本能を超えた雌雄共認が生んだもの、と確かに言えるのではないかと思います。(81625)』に他ならない。

 

 
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