否定脳(旧観念)からの脱却
84617 共認基盤を失うことの怖さ
 
平野令 HP ( 41 大阪 建築家 ) 05/01/25 PM11 【印刷用へ
 西さん2940『規範回路と観念回路の断層』>「個人主義が責任意識を確立する」というのが嘘であるということは、「個人主義の確立した欧米ほど法による強制力が絶対的に必要とされていること」、「現在の日本が、個人主義に染まるにつれ責任意識が薄れ、それを防ぐ為には現実的には法や制度による強制しか効を成さないこと」からも分かります。
個人主義など浸透していない未開部族においては、成文化された法がないにも関わらず、己の都合のみに陥るケースが殆どないという現象からも、「個人主義と規範意識とは何の必然的因果関係もないこと」が明らかだと思います。< や、
 吉国さんの77357『日本人の「自然」観、西洋と日本』>「自然」と「人工」とを対立概念として捉えること自体に違和感があり、この発想そのものが西洋の自然観に染まった見方かもしれない。< などなど、

 西洋的価値観の行き詰まりを、最近痛切に感じることが増えました。
 これら東西の違いは“対象を捉える主体としての集団”の有無に大きく左右されているように感じます。

実現論2_2_01「仲間を皆殺しにされて一人二人と生き残った者たちは憎悪と警戒心の塊となり、共認基盤を失って終ったことと相俟って、全面的にかつ強く自我収束する。そんな者たちが生き延びる為に寄せ集めの新たな掠奪集団を形成しては他部族を襲うという形で、数百年に亙って掠奪闘争が繰り返された。そんな生き残りの末裔が、西洋人である。それ故に、本源共認の基盤を根こそぎ解体して終った西洋人は、本源的な共認収束力≒集団収束力が極めて貧弱で、自我収束が極めて強い。しかし、自我だけでは共認を形成できない。そこで彼らは、専ら自我に基づく本源風の表層観念に収束し、表層観念で共認を形成する。」

 言い換えれば、共認基盤≒同化対象であり主体でもある“みんな”という感覚がないと、共認が自我に絡め取られてしまって、法や制度や利害対立など、表層だけでしかモノを考えられないってことですね。
 つまり“共認基盤がない=自分だけでは不安→対象への疑い→否定視・不可能視発の頭の使い方しかできなくなってしまった”のが、現代社会の閉塞の元凶だと言えます。
 共認基盤≒対象同一性を失うのってホントに怖い!!
 
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