実現論を塗り重ねてゆく
84235 共に実現に向かうなかで事実認識は共認される
 
麻丘東出 ( 44 兵庫 環境コンサルタント ) 05/01/19 PM07 【印刷用へ
“事実とは?”
露店や勉強店それに実現論を読み出した人から、たまにこの質問を単刀直入に聞かれる時がある。
この質問に端的に答えるのはムズカシイのだが、その時は、まず事実にも三段階ぐらいの位相があるが(五感で捉える対象〜観念で捉える対象。例えば、液体・気体・個体→蒸発などの状態変化による熱移動現象→エネルギー則)、問題になるのは五感を越え観念で捉える事実で、“論理整合により誰もが認めることが出来る現実の対象認識”というような答えをしてきたと思う。
しかし考えてみれば(自然科学の領域において普遍的に事実追求を行う知的探索の地平はあるが)、“事実”そのものが何なのか?と漠然と問うていくのは・・・・

というのも、“事実(観念)を必要“とする位相で見れば、事実はそれ自体単独で存在するものではなく、『現実の課題(外圧)を突破して実現するのに必要なもの』である。
(それゆえ、現実の課題(外圧)が変化すれば事実の中身も変化する。)
だから、事実認識とは、“共に現実の課題を直視しそれに向かっている”なかではじめて必要とされ共認されるものなのだろうと思う。

>おそらく人類は今、全文明史を覆すほどの大転換期に入ったのではないでしょうか。
この場に参加されている多くの方々も、現代社会の行き詰まりと大転換の予感があるからこそ、現代の支配観念に根本的な疑問の目を向け、できる限り固定観念を捨てて、現実を直視し、事実の追求に向かおうとしているのだと思います。>(967)

現在の“収束不全”が、>72251生物史を覆す様な大転換>であるという現実の状況認識を共認したうえで、その課題に共に立ち向かうなかから、事実認識=新理論(構造認識)は、本当の意味での“必要”も“共認”もはじまるのだろうと思う。

 
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