実現論を塗り重ねてゆく
83655 実現論は経営者や社員に有効
 
岡本誠 ( 51 兵庫 経営管理 ) 05/01/05 PM11 【印刷用へ
>実現論は、共同体・類の成員がその時々の経営問題や時事問題を分析する中から、しだいに史観的な形に整えられて、出来てきたものです。例えば、70年代なら「共同体の欠陥(ex.共同体の成員はなぜ自我が肥大するのか)」、80年代なら「全社会的な仕事活力の低下」「何故アッシー君ミツグ君の様な男の軟弱化が進行してきたのか」、90年代ならば「何故セックスレスが蔓延してきたのか」といった実践的・現実的な問題から出発し、その原因分析を4〜5人のグループ会議や、100人余りの劇場会議を重ねて行ってきました。(236

最近、実現論の形成過程について二人の人に聞かれた。一人はコンサル会社を10年ほど前に若くして起業し成長させている経営者、もう一人は脱サラし仏門に可能性を探索中の中年男性。前者は経営者らしく共同体への驚きから入り、次に実現論という新理論への驚きへ。後者は路上のなんで屋で年若い店主が人々の意識潮流や歴史構造を自信をもって語っているところに遭遇し、実現論の存在を、そしてそれが共同体経営の中で育まれたことを知りただただ感心されていた(どう向き合っていいか未だ圧倒されている感じ)。

経営者と仏門探索(いわば原点回帰)者という対照的な二人に共通しているのは、人間や社会の構造を知りたいということ。それが実現論にはありそうだという驚きではないだろうか。
人間や社会の構造を知りたい、そしてどうすればいいか(どう適応すればいいか)という欠乏は、人間として最も基本的な欠乏であるに違いない。私権では統合できず収束不全(活力不全)に陥っている現在だからこそ、誰もが捨象できない普遍的な欠乏になったのだろう。

ならば、経営者であれ社員であれ、脱会社の探索者であれ、収束不全・活力不全をどうするかという問題(=みんな期待)に正面から立ち向かうところから、会社もそれ以外の活動も再生されていくように思う。
会社は仕事のことだけ、それ以外の社会のことは関係ない(個人の時間で考えてくれ)と会社から締め出せば、仕事成果も社内やお客さんとの人間関係も貧しくなるばかり。人間や社会について(勿論自分たちの会社のことも)「何でだろう?」と話し合えれば、それだけ活力も再生してくるのではないだろうか。会社もお客さんも社会の期待に応えることで存在できているのだから、とことん考えることに異論があろうはずはない。

>この様な全員参加の会議(勉強会)にも拘わらず皆の興味・関心が深まっていったのは、その時々の時事問題や経営上の実践的問題から出発しながら、底に達するまで徹底して原因を分析し人類の原基構造を解明するという、流れの繰り返しでやってきたからではないかと思われます。(236

共同体は時事問題や経営上の実践問題から出発して、人類や社会の原基構造を解明した。しかし、現在ある会社は社会の期待を対象化する中で、(その答えの一つである)共同体へ転換する可能性がある。それがお客さんとの関係にも転化され、より強い仕事関係を形成し伸びていく。
実現論は、経営者や社員が活用して最も有効性が高いと思った。

 
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