学者とマスコミはグルで頭脳支配
83550 巧妙さを増す「観念プロ」の手口
 
鈴木隆史 ( 40 大阪 造園設計 ) 05/01/03 AM11 【印刷用へ
・十六世紀にはじまった宗教革命(宗教戦争)では、「信教の自由」を掲げて既存教会の権威を否定した一派が、それまでのカトリック世界に対抗してプロテスタントという一大勢力を形成した。

・フランス革命では、商人階級(市民階級)が近代思想を根拠として「人権宣言」を行い、「自由、平等、友愛」という理念を掲げて、統合階級への参加を正当化した。

上記は代表例だが、古代宗教といい近代思想といい、序列闘争(私権闘争)を正当化するための方便として利用されてきた史実がある。

現代の戦争も同様であり、イラク戦争が米国のネオコン(新保守主義)の主張を根拠としていることから見ても、米国の主張する「自由」とは、近代思想というより米国教の教義と見たほうが理解しやすい。


一方、日本では'70年の貧困の消滅により、序列闘争(私権闘争)はその第一義的な価値を失った。そこで旧観念を操るプロたち(学者やマスコミ)は、社会の最弱者層とされた貧困層や被差別層に向けて旧観念、つまり私権闘争の根拠を与えていった。これこそが現代社会を閉塞させている「福祉」や「人権」の発端である。

さらには、女性や非喫煙者をも社会的弱者に仕立てて、階級闘争とでも云うべき共認闘争をでっち上げていくこととなる。

学者やマスコミをして旧観念を操るプロといわれるが、彼らのプロ性とは恐らくこの辺りにあるのではないかと思う。

つまり、「貧困層や被差別層は、虐げられた社会的な弱者である」という共認をダシにして序列闘争(私権闘争)を仕掛け、旧観念の元締めとして自らの利益や利権を得る、という構造である。(貧困層や被差別層が私権闘争の弱者であることは事実だが、私権闘争を正当化しているのもまた旧観念である。そして、損をするのは常に一般大衆(納税者)である。)

学者やマスコミは、似非同和や暴力団を社会悪として批判しているが、支配観念のプロたちの仕事も、社会的弱者をネタに商売しているという点で彼らと変わらない。むしろ、それ(旧観念)が良いことであると信じ込まされている分、より欺まん性が高いのである。




 
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