私権社会の婚姻制
83446 規範とは実践的思考によって生み出されるもの
 
酒井裕志 ( 38 神戸 技術者 ) 04/12/31 PM10 【印刷用へ
>つまり「規範」は、集団の存続のために成員によって主体的に定められるルールであると思います。それに対して規範やルールと聞けば、反射的に自分にとってマイナスであるもの、他律的なもの(誰か自分と関係ない人がつくったもの、押し付けられるもの、縛り付けるもの)としてイメージしてしまう発想は、主体的な参加による集団形成の機会を奪われた奴隷の思考方法に他ならないと考えています。(3753)

>夜這いというのは、ムラで一人前に育った男と女との性生活を、どうして維持したら最も矛盾が少なくできるだろうかという実践的方法論である。(2795)

夜這い婚であれ何であれ、ムラの歴史や住人の意識構造を的確に捉えた上でどういった方法論(規範)にすることが皆の活力に繋がるのかという思考方法は、まさに事実認識に基づいた実践的思考だと言えると思います。
だからこそある一つの手法に固執することなく柔軟な対応が可能となり、常にその時代にマッチした新しい認識(規範)を生み出すことが可能になるのだと思います。

社会(皆の意識)と自分の意識がイコールで結ばれており、共認された規範群であるからこそ、規律を乱す掟破りは重罪であったはずです。
それが明治初期に政府によって主導された,新たな身分制度とも言える戸長制等の導入をきっかけにして、謝礼、贈答などがかなり大っぴらに行われるようになり、裏金などで私服を肥やす輩も出始め、掟破りがまかり通る社会へと変化していったのです。

 
  List
  この記事は 3753 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_83446
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp