’70年貧困の消滅と私権の衰弱
83310 私権の衰弱の実感
 
大西敏博 ( 50歳代 和歌山 会社員 ) 04/12/28 PM11 【印刷用へ
私権が衰弱したことを、実感でどのように捉えているのか」との質問に、二十歳の若者は「良く分からない」と言う。確かに私権が衰弱した後に育ったものには、比較が出来ないので、分かりにくいのだろうと思う。欲しいものがあるかと言われれば、何がしかはほしいと思うものはあるだろうし。お金がほしいかと言われれば、この都会で生活するには、お金は絶対必要だし、ほしいと思うだろう。彼女がほしいかと言われれば、多少捨象していたとしてもほしいと思うだろう。

われわれ中年は、私権の衰弱を実感として感じている。何を持って、われわれ中年は、私権の衰弱を捉えているのだろうか。

若かった時のことを振り返ってみると、遊ぶ時はもちろん「女」が中心であったし、勉強する動機、職業を選ぶときの基準、会社を選ぶときの基準、すべての判断基準の中心に「女」が存在してたと思う。「女」を意識することによって、それらのものを本当に手に入れたいと思った。それは確固たるもので、絶対的価値のようなもので、ぶれることがなかったと思う。今は確かに自分の中でこの中心軸が、揺らいでいるのを感じている。それらのことをもって私権の衰弱を実感していると思う。

確固たる判断基準の中心に「女」があったことが最大の違いだと思う。このことを何とか若者に伝えていけたらと思う。
 
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