市場は環境を守れない、社会を統合できない
82851 環境問題を考える事は新理論を考える事
 
蝦夷穴 ( 27 仙台 ) 04/12/19 PM10 【印刷用へ
>自然は時間とともに変化するものであり、不変なるものはあり得ません。近代・現代科学は、その常に変わる自然の中に、繰り返し現れる現象のみを対象にしてきただけであり、その限りにおいて現象をうまく説明できることにほかならないように思います。この限定されたものでしかない科学で自然を理解できるという思い上がり、またそれを全面的に良いものとして受け入れてきたことが、現在の環境問題などが、科学では思いもよらない現象として現れているのではないかと思います<4870斉藤さん>

>近代科学もまた、その時代の人々が収束した可能性であり、科学技術が実現した生産力の向上が更なる可能性収束を促したのであろうと思われます。問題は、現在の深刻な環境破壊や肉体破壊を前にして、近代科学の認識の「不完全」さや「誤り」をいかに乗り越えていくのかにあるのではないでしょうか。

現在は、不完全ゆえに収束すべき可能性の中身とは何かが、因果関係の完全さ以上に、求められている時代なのかもしれません。<5006石野さん>

 この間、環境を学んでいる学生さんと話す機会があり、環境について話をしていると、結局、社会に出てから、環境問題について考える事が出来るのか?また、環境問題に対して仕事をすることが出来るのか、今研究している事が本当に社会に役立つのかといった不安をもっているようでした。

 研究内容を聞いてみると、環境全体を捉える、考えるというより、局所的に起こっている現象について期間を限定して研究しているようです。

>以前は大衆の耳目を集めた環境問題も、近頃はマスコミで扱われることもとても少ない。それは、ほんの一時の目先課題である環境問題の実態が、単なる市場の補完物でしかないという構造に、潜在的に気が付いたからかもしれません。
 私達が今求めているのは答え。それは『市場拡大を推進してきた旧思想に代る新理論』。これなしに考えたら、一歩も進めないと思いました。<82515 山崎さん>

 最近、エコ商品というのが流行っているけれど、そのエコ商品が売れれば売れるほど、生産現場が環境に与える影響は大きいといったような矛盾を生み出すことになります。

 今、騒がれている環境問題って、環境問題=消費(=市場)ということを抜きにしたもので、調べれば調べるほど表層的というか市場的。だからエコ商品がどんどん市場に出てきて、出回っているのに環境問題の解決の糸口さえ見えてこない。全然本質に突っ込んでいない。というのも突っ込めば突っ込むほど自らの首を絞めることになるから。

 環境問題の実体が単なる市場の補完物でしかないということは潜在的には気づいていたけれど言葉にならなかったので非常にすっきりしました。

 環境問題を研究対象としている研究者も、リサイクル、循環型社会といったことを研究しているけれど、自然の浄化作用の限界を超えた消費
をする社会を今後どうして行くのかという前提を考えていかないとどうしようもないし、科学的に環境問題を考えるということも社会と繋がってこないと思う。今後の環境問題を考えていくのに、みんなが、新理論を考えていくことが必要で、それこそが環境問題を考えるうえで最も必要なことだと思う。
 
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