収束不全:やりたいことが見つからない
82472 限界状況<現実を直視する当事者意識の高まり
 
麻丘東出 ( 44 兵庫 環境コンサルタント ) 04/12/13 AM02 【印刷用へ
昨日の露店で、裕福そうな50歳ぐらいのお母さんから息子(24歳)が”やりたい事が見つからないのは何で?”を聞かれた。息子は大学2年の時に大学を突然辞め、家を出て北海道に行き2年フリーターをした後、2年前に関西に帰ってきたが実家の神戸には帰らず京都で一人暮らしをしている。但し、アルバイトすらせず一人暮らしの部屋に引き篭もっているらしい。そして、生活費は母親が仕送りをしているとのこと。
母親にとってはそれは切実な悩みで、こちらの答えにノートを取り出し必死にメモりながら聞いていた。家庭の問題に触れるその答えに対して素直に頷き、どうすればいいかの答え期待を発してきた。

小さい時から母親に囲い込まれ”ああしなさい、こうしなさい”、
学校に入ったら、いじめ、友達と仲良くしなさい、面白くも無い私権獲得のための勉強、
そしてようやくそこから解放され大学に入れば極めつけの”個人主義”、結局「答えは自分の中にある、自分で探しなさい」。

折角「脱集団」しても、旧観念が邪魔をするどころか、答えを求めれば求めるほど心を追い詰めていく。そして、行き場がなく”引き篭もり”、”逃避して目先の秩序収束”。それでは答えにならずますます不全が高まり限界状況。

>共認形成の場を支配するマスコミ(や政治家や一部学者)の発信内容が誤魔化し一色になり、国家破綻や社会矛盾が激化していくのに本質追求はおろか本質批判さえ出てこなくなった時、過半の庶民(と良心的な知識人)の間に、「何かおかしい」「これは危ない」という危機感と、発信者への不信感が広がってゆく。>(73071

露店で悩み相談やお題に答えていても、もう”否定・批判”の言葉も行動も出来ない状況に追い詰められつつある若者や大人が目立ってきている。

>その時はじめて、(なんで屋の共認運動を契機に)路上や仲間内での答え探索の潮流がはっきりと顕在化し、勢いを増してゆくことになる。>(同)

現実を直視して(←当事者意識)、本当の”答えを求める期待”が急速に高まっているように感じる。


 
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6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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