現代意識潮流を探る
81984 探索基調=NEET
 
酒井俊弘 ( 42 千葉 会社員 ) 04/12/02 PM10 【印刷用へ
最近NEETという言葉が出現してきた。

NEETとはNot in Employment, Education or Trainingの略で、「職に就いていず、学校機関に所属もしていず、そして就労に向けた具体的な動きをしていない」若者を指します。

平成十五年は六十三万人と十年前の約一・六倍に増加、十五−三十四歳の約2%に上ると推計される。就職活動をしないことからハローワークなど公的機関経由の接触も困難。少なくとも働く意思はあるフリーターよりつかみどころがない存在
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 平成16年の労働白書から、はじめてニートにあたる存在を「若年層無業者」ととらえ、2003年に52万人と集計している。2002年からは4万人の増加となっている。「若年層無業者」は就職意思や男の婚姻関係の点で厳密にフリーターと相互補完的な定義ではないと考えられるがほぼニートに該当するととらえられている。 
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フリーターは私権社会からの離脱現象。社会の当事者への探索過程と言えるが、ニートとなると、当事者よりは重度の探索過程なのか?
TVでは、引篭もりに変わる言葉と言う声もある。
パラサイトシングルとも異なるように思う。

要は、何ものにも関心が無く活力を喪失している状態だろうか?

労働白書は02年から統計化している。

>’02年頃、私権活力の衰弱の果てに遂に私権観念(自分だけ。社会のことなど関係ないという観念)が瓦解し、頭の上の重石が取れたことによって、真っ直ぐに社会共認の可能性収束先を探索する探索基調に転換した。
71820 岡田様

という状況下で国も超難課題(=不可能課題)としてこの現象を認めて(お手上げとして)公表化したのだろう。

>共認形成の場を支配しているテレビ(それは元々、傍観者を代償充足させる為に作られてきた)が、「面白くない」物に成り下がったのも、この収束不全発の探索引力の故(テレビは当事者欠乏を充たすことが出来ないから)であり、深くかつ強力な収束不全探索基調の生起とは、みんなで社会共認を形成してゆく共認社会の最大の実現基盤が遂に姿を現したということなのである。
同上

TVでは、ニートが不可解な社会現象(引篭もり、最近の短絡殺人)の原因として免罪符的に使われています。TVは社会問題という指摘で留まり、共認社会への転換に伴う探索基調とは捉えきれていませんでした。

今後も国やマスコミからは、不可能課題として社会に無責任に課題が投げられるでしょう。しかし、それこそが私権社会とマスコミの力の終焉であり新しい共認時代への一歩と思います。

時代は深く、確実に動いています。
 
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