否定脳(旧観念)からの脱却
81922 観念は思考全体を支配する、だからフレキシブルでなければならない・・・
 
土山惣一郎 ( 47 山口 デザイナー ) 04/12/01 PM07 【印刷用へ
 「なんでや劇場」で聞いた若者たちの声によると、就職活動を前にすると、否が応でも『自分の内面探し』を余儀なくされる場面にほとんど例外なく遭遇するそうです。要するに、「あなたの個性は?」とか「あなたのアイデンティティーは?」という採用担当者の質問に対する回答の準備をしておくように、学校の就職課の職員から指示されるらしいのです。

 もちろん、健全なタイプほどその問いに対する答えを見つけるのに苦労をし、果ては、それがきっかけで「自分って何?」などと考え始めて、その答えがわからないが故に、逆に「自分って変?」などという余計な悩みを背負い込む羽目に陥る場合さえあります。

 この事例は、いろいろな角度から分析できるとは思いますが、思考全体に対する観念の支配性という観点が、現時点での最大の問題だと感じています。


 思考するという行為には、まず観念以前に潜在思念(≒工夫思考と探索思考)が重要であるのは確実です。しかし観念の如何によって、その潜在思念も支配されてしまう、その結果、潜在思念自我私権から共認に、つまり現実否定から現実肯定に大きく転換している若者にとってさえ、旧観念(=現実否定思考)を半強制的に植え付けられることは、潜在思念と観念のズレから苦痛を引き起こすだけではなく、新しい可能性に収束しつつある潜在思念を無理やり封印することにしかなりません。

 逆に、現在でも「自分」や「個人」にこだわっている若者をみると、その頑固さたるや決して中高年に引けを取るものではないと、半ば呆れてしまいます。

 新しい観念群とは、現実=潜在思念を肯定しつつ、それらをストレートに反映していること、そして、ある課題を前にしたとき、極めてフレキシブルに組替え可能であること・・・、このふたつの条件を満足していなければ合格点を与えられるものではありません。特に、後者のフレキシブルであると言う点は、有益な観念か否かを見極めるうえで、かなりわかりやすい指標になっていると思います。
 
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