市場は環境を守れない、社会を統合できない
81479 市場には市場の閉塞を破ることは出来ない
 
積満也 ( 44 大阪 建築設計 ) 04/11/25 AM09 【印刷用へ
仕事で、不動産投資ファンドの仕組みを調べる機会がありました。
簡単に言うと、あるファンド会社が不動産投資物件を見つける、あるいは仕込む。この物件を処理するためのSPC(単一事業のためのペーパーカンパニー)を造り、信託銀行に買ってもらい、その受益権を証券の形で買取り、投資家に売りさばく。SPCはこの物件を賃貸で廻し、利益を投資家にバックする。

ここで驚くのは、仕掛けるファンド会社は最初の証券を売ってしまえばリスクを負わない。最初に資金を用意するのは銀行で、権利を買い取るときは投資家から集め、売り抜いて利益を確保した後は実体のないSPCしか居ない。
結局、リスクは買い取った銀行と投資家が負い、何年か先、もし、収益が悪くなったとき、ババを引く者が出てくる。

これでは、バブルと一緒じゃないか?結局、外資系ファンドに日本の投資家がいいようにやられるのがオチではないのか?

これらの事業が閉塞した市場を活性化させる手として、タンス預金を市場に引き出す妙手としてもてはやされそうになっている!

どこまでいっても、縮小過程に入った市場を市場の力でなんとかすることは出来ない。取引の巧いやからの収奪の場でしかない。
 
  List
  この記事は 31251 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_81479
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp