日本人の起源(縄文・弥生・大和)
7914 RES:縄文から「アイヌ」まで
 
三ヶ本万州夫 ( 壮年 兵庫 講師 ) 01/08/12 PM08 【印刷用へ
>ところで、このアイヌ文化の礎石は擦文文化から受け継いだのでしょうか?それともオホーツク文化 と擦文文化とが融合し、発展したものなのでしょうか?

まだ未解決の問題ですが、単線的に発展してきたのではない、というのは確かでしょう。宇田川洋氏はアイヌの歴史を以下のように分類しています。

プレアイヌ・縄文時代とそれ以前の段階
プロトアイヌ・続縄文から擦文時代の段階
アイヌ・ほぼ室町時代に前後する、やや純粋な段階
アイノイド(類アイヌ)・江戸時代以降、和人の侵略後、混血化の進んだ段階

東北北部のプレアイヌが三内丸山の住人だった可能性もあるようです。8世紀頃現れるプロトアイヌは
オホーツク文化の影響の方をより強く受けており、それまで残っていた南方文化の要素が、かなり薄められたと考えられます。14世紀から本州と分断されて、アイヌの独自性が育ちますが、18世紀以後は和人との混血化を強いられることになっていくのです。

>度重なる「和人」の侵略と支配によって民族の生活・文化が追い込まれていくのも、歴史の教えると ころです.

アイヌ初の参議院議員、萱野茂氏の「アイヌ歳時記」にこのような記述があります。

「この本をお読みになる日本人の読者の方々よ。あなたが悪いのではないが、あなたたちの先祖が犯した過ちが今もなお踏襲されているのはまぎれもない事実なのであり、それを正すも正さないも、あなた達の手に委ねられていることを知ってほしい、と私は思っている。もし、よその国から言葉も風習もまったく違う人たちがどさっと日本へ渡ってきて、おまえ達、今日から米を食うな、米食ったら逮捕するぞ、という法律を押しつけたらどうであろうか。これと同じことをアイヌに対して日本人はしたのである。こう私はいい続け、書き続けているが、私が語り続けてきたことに全く反応がないのは何故だろうか」

岡本さんの言われる「現代文明の最も先鋭な批判者」の立場からの「消えつつある民族の逆襲」をアイヌ民族にも期待したいと思います。
 
  List
  この記事は 7893 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_7914
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
素人の社会活動19 素人と創造
素人の社会活動26 創造の資質
素人の社会活動28 現実を対象化する=思考する
素人の社会活動29 私権時代の歪んだ思考(主張・説得・議論)
素人の社会活動30 現実を対象化する思考=事実認識
素人の社会活動34 創造(=探求)のパラダイム転換
潜在思念発の大きな方向と大きな構成
因果関係と収束関係(実現関係)の矢印
原因→逆境(不全)⇒どうする?⇒可能性収束  
原基構造の不変部分と可変部分
「観念力を鍛えるには?」(1) 話し言葉と書き言葉の断層はどこから登場したのか?
「観念力を鍛えるには?」(2) 5000年前の文字登場以降、共認機能は衰弱している?
「観念力を鍛えるには?」(3) 「理解する」とはどういうことか?
「観念力を鍛えるには?」(4) 求道者と解釈者では思考の自在さが全く違う
詭弁を説明しようとするから難解になってゆく
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(1) 共認充足が最大の活力源。'10年代はそれだけで勝てる
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(2) 学習観念が役に立たないのはなぜか?
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実否定の自己欺瞞
社会運動の自己欺瞞
旧観念と新しい概念装置の決定的違い
「旧観念無用」という認識が生み出す気付きの深さ
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
『生命と場所』より…生命観
共生思想ということ
精霊の措定は手順律の逆転か?
「生物的な知」と「機械的な知」
「変性願望」批判
認識の創発性
認知と探索と統合
マイナス原因構造とプラス実現構造という両輪
未知の世界の知性?
シャーマニズムと幻覚回路
楢崎皐月氏のカタカムナ説(1) 宇宙から素粒子に至るまで、万象は共通構造(相似象)を示す

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp