日本人の起源(縄文・弥生・大和)
7893 縄文から「アイヌ」まで
 
麦秋 ( 34 東京 ) 01/08/10 PM10 【印刷用へ
■北方モンゴロイド(=和人)が移動し、定着するようになる弥生・古墳時代(およそ2,000年前から1,300年前まで)のころ、北海道では縄文時代と同じ狩猟、漁労、植物採取が続いていました.この時代を縄文時代からの続きという意味で続縄文時代と呼んでいます。石器と鉄器が併用された時代でした.

■次いで、奈良・平安時代(8世紀から13世紀にかけて)にあたるころ、本州の影響が強くなっていくにつれ、異なる2つの文化が発達します.
その一つが、表面を木のヘラで擦(こす)った跡がある「擦文土器」を用いていた「擦文文化」です.石器は殆ど使用されず、本州方面から入ってきた鉄器が使用されていました.また畑作(アワ、ヒエ、ソバ等)も行われるようになります.

もう一つは、北海道北部・東部のオホーツク海沿岸、千島列島、樺太で発展したオホーツク文化です.
アザラシ、オットセイなどの海獣狩猟、漁労を中心としており、ブタや犬も飼っていたようです.住居や墓は他には見られない独特なもので、遺物の中にもシベリアなど大陸方面からもたらされた青銅製品、鉄器などがあり、同時に本州製の鉄器も使われていたそうです.

しかし、この文化の起源や社会生活、民族についてはまだ不明な点が多く、謎の民族とされています.
例えば、ほぼ同時期に発達したとされる、この2つの文化の担い手は人種的に同じ系譜をたどれるのか、異なる人種とすればその出自はどのようなものなのか?

■考古学上でのアイヌとは、擦文文化の後14〜15世紀頃に成立したと考えられています.
ところで、このアイヌ文化の礎石は擦文文化から受け継いだのでしょうか?それともオホーツク文化と擦文文化とが融合し、発展したものなのでしょうか?

いずれにしても、本州の「和人」とは全く違う独自の文化を開花させたことになります.そして度重なる「和人」の侵略と支配によって民族の生活・文化が追い込まれていくのも、歴史の教えるところです.
 
  List
  この記事は 7885 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_7893
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
8355 NHKスペシャル『日本人 はるかな旅』 蘆原健吾 01/08/20 PM04
7914 RES:縄文から「アイヌ」まで 三ヶ本万州夫 01/08/12 PM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp