これからの暮らしはどうなるの?
73504 国家主義、に古いも新しいもない
 
吉国幹雄 ( 51 鹿児島 講師 ) 04/06/15 PM01 【印刷用へ
収束不全から「力の現実」に目先収束した「国家主義」の問題が提示(7307073071、岡田さん)されて、それに対して、昔のファシズムを想起する国家主義と現在のそれとの相違点を明らかにしている投稿がいくつか目に付く。序列原理が崩壊し私権統合がガタガタになってきているにも拘らず、なぜ現在国家主義なのかという点を、昔の国家主義との違いから鮮明にするのは確かに有効だろう。
しかし、「国家主義」は国家【主義】」=イデオロギー=固定的価値観念であり、その問題点を鮮明にしておくことのほうがはるかに重要なのではないかと思う。

まず、集団間(或いは国家間)の同類闘争圧力が存在する限り、超集団としての秩序化機構・統合組織(それを国家、あるいは統合ネットと呼ぼうかの違いはあろうが)は、絶対的に必要不可欠である。
しかし、果たしてその統合・秩序化はなんでもってなされるのか。
集団間の(みなの)共認の産物であることは言うまでもないが、ではその共認の中身は何か。特に現在、共認圧力(同類圧力)の高まる中で、本能的な序列原理(力の論理)・私権統合では無理なことは言うまでもない。

皆が必要とする共認とは、つまりそれは集団を超えた問題・課題を突破する=答、答の共認や答の方向を指し示すことしかないだろう。端的に言えば、国家とは種としての不全=みんな不全の答えを突破するためにある。現実突破の答えを出してこそ、その存在意義があり、そのことで超集団となる。おそらく、私権時代における国家も強制共認(力の論理)とは言うものの、深いところで「貧困」に応える可能性が何らかあったので大衆共認されたのではないだろうか。問題はそこから【国家主義】は、みんな収束・みんな共認(みなの期待に応えること)を無視して、統合階級の私権獲得と確保を「国家」(みんな不全に応える存在)の名の下に誤魔化し、しかもそれを絶対的価値観念化して変わらない体制を組んでしまった。だから、共認原理と全く反するこの国家主義に陥るとは、大衆に何も考えないことを強要することに他ならない。

しかし現在、日増しに「みんな不全」が少しずつ顕在してきている。少なくとも誰もが違和感を蓄積させている。人々に必要なものはこの不全を突破するための「答」である。そして、その答を探索し始めている者も多くいる。その潮流をたどっていけば、必然的に不全に応えるための超集団(≒国家)の必要性も高まっているのではないだろうか。

もちろん、それは答を出せない現在の国家や、突破口を封印する国家主義とは全く反する。みなの期待に応え、共認原理に基づく新しい統合組織であるのは言うまでもない。
それゆえに、我々自身がまず「露店」で答(認識や理論)の必要性を語り、その答をみなで創造する「なんでや劇場」の必要性を伝播させ、ネット化していく運動が求められているのだと思う。
 
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