現代意識潮流を探る
73316 誤魔化しのパフォーマンス
 
森田政則 ( 50 兵庫 総務 ) 04/06/11 AM01 【印刷用へ
>小泉の自己正当化の為の攻撃的詭弁とパフォーマンスに、支配層の3/4→庶民の1/2が飛び付いている。その世論を背景に、官邸による報道規制の圧力が強まっていることも容易に見て取れる。
これは、かなり危ない。いったい、何故小泉の支持率は高いのか?

「自民党をぶっ潰す覚悟で抵抗勢力を抑えて構造改革を断行する」。01年4月、まさに、「攻撃的詭弁」を引っさげて発足した小泉政権。当時、89%という驚異的な支持率であった。かつて、高度成長終焉期、「貧困の消滅」とともに「みんな期待」が消滅した30年前、懸案の日中国交正常化を果たした田中内閣支持率78%を凌ぐ数字である。

「構造改革なくして、景気回復はない」と主張、誕生した小泉内閣。「改革」の2文字に寄せた人々の社会不全(⇒みんな期待)をこの驚異的な支持率が示している。02年2月、田中真紀子外相の更迭で内閣支持率が50%に急落するまで、01〜02年度にかけて60%以上の高支持率を確保していた。潜在した人々の収束不全⇒みんな収束に響いたのであろう。

3年前の参院選当時、腕まくりをしたワイシャツ姿のポスターが飛ぶように売れ、追っかけまで出現した人気アイドルの如き驚異的な支持率は、郵政事業、道路公団の民営化など「構造改革」が先送りされる中、今や靖国参拝、安倍幹事長の抜擢人事、北朝鮮拉致問題など誤魔化しのパフォーマンスによって、やっと50%を維持しているのが現状である。

この度の小泉首相の唐突な訪朝の狙いは、支持率のアップとイラク情勢の混迷や年金問題などから世間の目をそらすことにあった。人道支援という名の食料と医薬品の援助には56〜61%が反対し、5人の家族の来日が実現したにも拘らず、小泉支持率は60%にも届いていない。

収束不全⇒みんな収束の共認圧力を受けて、既存(≒私権)意識は目先の秩序に収束し、それに押されて、個人主義(≒旧観念)より国家主義(力の現実主義)の方が優勢となってきた。
その結果、要求するだけの運動や批判するだけのマスコミ報道に対する反感が、広まってきている。
これは、十数年に及ぶ危機感・閉塞感の蓄積を経て、それでも要求し続けている一部の者の運動や主張に対する違和感→怒りが、顕在化し始めたということだろう。

イラク人質事件発生から間もない時点でのマスコミや政治家などから被害者の「自己責任」を問う発言に反発するNPOなどの団体や小泉首相訪朝に対する拉致被害者家族会の辛辣な批判発言に多くの人々が違和感を抱いている。
批判するしか能のない連中を叩くのはいいとして、それなら、答えが見えない故の目先の充足基調に乗って小泉ワイドショーに飛びつくしか能のない連中も、退場していただきたいものだと思う。



 
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