現代意識潮流を探る
71820 充足基調から探索基調への転換
 
岡田淳三郎 ( 60代 大阪 経営 ) 04/05/12 AM02 【印刷用へ
改めて考えてみれば、’90年頃にいじめが深刻化したのも、’96年頃に性が急速に衰弱したのも、’02年頃に遊び第一が瓦解したのも、全ては、収束不全発の適応可能性(=みんな共認の可能性)への収束に起因する。そして又、充足基調から探索基調への移行も、収束不全発の可能性収束が生み出した必然である。

可能性探索は、今回も
イ:’70年頃にまず解脱収束に向かったが、旧観念に意識を侵され、かつ旧体制に出口を塞がれているので、解脱充足し切れないし、収束不全の答えにはならない。
ロ:そこで、’90年頃、旧観念・旧体制を捨象して、仲間内で(みんな共認)の充足基調に収束した。しかし、社会は旧観念・旧体制の共認で覆われているので、仲間内の充足基調だけでは、収束不全を解消できない(=答えにならない)。
ハ:こうして、’02年頃、私権活力の衰弱の果てに遂に私権観念(自分だけ。社会のことなど関係ないという観念)が瓦解し、頭の上の重石が取れたことによって、真っ直ぐに社会共認の可能性収束先を探索する探索基調に転換した。

社会共認の収束先を探索すれば、改めて旧観念・旧体制を対象化せざるを得ないが、その際、ロの旧観念・旧体制捨象(云わば捨象基調)が足かせとなり、現在はロとハの間で逡巡している状態にある。
しかし、新世代は、はっきり捨象基調から探索基調に移行して、とりあえず勉強(⇒仕事)収束を強めている。しかも、資格や授業は、やりたい事が見つからないが故の、とりあえずの収束先で、その奥にはニッチの可能性を探索する仕事収束の潮流が形成されつつある。

しかし、人類の最大のニッチは、新理論を切り拓く所にある。今、みんなが直面しているのが、統合不在ゆえの収束不全である以上、みんなの可能性探索が、みんな共認収束を経て新理論の構築に収束するのは、必然である。現に、仲間内でのマジ話も、普通のことになってきた。今や、誰もが答えを求めている。

これら仕事収束や認識収束を生み出した源泉こそ、収束不全発の探索基調に他ならない。換言すれば、’02年の収束不全発の探索基調の生起こそ、(仕事収束や認識収束として顕示されつつある様に)まぎれもなく社会の当事者の誕生を告げるものである。
現在、共認形成の場を支配しているテレビ(それは元々、傍観者を代償充足させる為に作られてきた)が、「面白くない」物に成り下がったのも、この収束不全発の探索引力の故(テレビは当事者欠乏を充たすことが出来ないから)であり、深くかつ強力な収束不全探索基調の生起とは、みんなで社会共認を形成してゆく共認社会の最大の実現基盤が遂に姿を現したということなのである。
 
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