暴走する悪徳エリートの所業
68994 特権階級という身分
 
福島健 ( 31 滋賀 建築設計 ) 04/03/14 AM00 【印刷用へ
おそらく本来は、大学(学校)は学生(生徒)のために、病院は患者のために、官庁は社会の人々のために存在していて、でもこれは今や単なるタテマエでしかなくて、実際は大学が教授のために、病院が医者のために、官庁が官僚のために運営されている例は珍しくありません。

「わたしも大学教授のはしくれなので、大学のことを言えば、正直なところ、大学という組織は、学生のために役立っている点よりも教授のために役立っている点のほうがはるかに多いと思われる。
終身雇用なので、いったん教授になってしまえば、学生たちにとって有害無益な能無しの怠け者でもクビになることはないし、楽をしようと思えばいくらでも楽ができる。
病院のことはよく知らないが、ピンからキリまであって、医者を守るために医療ミスがあっても必死に隠し、病院経営者が儲けることにしか興味のない病院もあるであろう。
〜中略〜
それに、大学は学生が、病院は患者がこなくなれば潰れるが、官庁は親方日の丸で潰れることもない。日本には国民のために必要な仕事はほとんどなく、ただ官僚が安定した地位を得て給料を貰うだけのために存在している官庁が非常に多い。※」

マスコミは、こうした権力者に対し徹底批判を繰り返します。あたかも人々の味方であるかのようなポーズを取りながらも、その中身が>自由、平等、博愛→福祉、人権、男女同権といった旧観念に基づき、それら観念群が今の閉塞状況を生み出した元凶である事(68890)には全く気づかないで。

この構図は、自らの身分を保身しようとしている上記権力者達と、なにが違うのでしょうか。むしろ、社会そのものを閉塞に追いやっている以上、彼らよりもタチが悪い。

いやマスコミは社会の人々のために発信しているんだ、というなら、なぜマスコミはもっと人々の意識を知ろうとせずに、いつまでも旧観念にしがみついているのでしょうか。政治家と同様にマスコミも、国民ではなくて己の身分と思想(旧観念)を守ることが第一義になっています。

大事なのは社会を変えることですか?それとも己の身分を守ることですか?


※岸田秀『古希の雑考』より抜粋
 
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