これからの暮らしはどうなるの?
65308 「なんで屋」という答えがなかったから
 
石野潤 HP ( 49 大阪 教務開発 ) 03/12/07 PM04 【印刷用へ
>家族、学校、友達の中に居場所がない。そして自傷行為に走る一部の若者たち。身近な仲間すらも通り越えて、彼ら・彼女らが求める先には、自分からみんなへの存在としての大きな転換。(65268)

先日、露店であった若者は「人の笑顔を見ても嬉しくならない。」と言ってきた。それも「人の笑顔を見ると嬉しくなるのは何でだろう?」というお題の直後にである。自分はしないが、自傷行為を繰り返す人の気持ちも分からんでもないという。何か暗い。

共感充足や子供の笑顔について話す内に「すこし嫉妬があるかも」といいながら、それだけではなさそうである。かといって、居場所がないわけでもなさそうで、仲間圧力による不全感でもないのである。

どうやら、解脱様式としての笑いでは解消できない不全、課題を捨象したままの充足基調に対する違和感のようである。「社会不全は高まる一方なのに、なんで笑顔でいられるの?」という感じが一番近いらしい。

ここまで話すと、「実は3年前まで路上でパフォマーやってたんですよ。」と笑顔になった。路上に出て、みんなの視線は活力になるものの、元々の不全は解消できなかったのだ。今、日々の仕事に埋没してるだけでは、重苦しさだけが蓄積されるのだ。

彼(ら)には、「なんで屋」という答えがなかったのだ。捉えどころのない不全感と路上への可能性収束、それだけでは不全は解消できない。心底笑えないのだ。「なんで屋をやっているのは何で?」というお題が売れるのも、それが解消できなかった不全に対する答えだからではないだろうか。

「なんで屋をやっているのは何で?」に、「みんなの笑顔を取り戻すために」っていうのを付け加えようか。
 
  List
  この記事は 65268 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_65308
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp