共認運動をどう実現してゆくか?
63881 なんでだろう?を超えてしまった高校生
 
細田卓司 ( 中年 香川 技師 ) 03/11/04 PM07 【印刷用へ
大きな公園の入り口の露店にその子たちはいた。

男子高校生の5人組が興味深そうに見ているので、露店ファンとして手伝っていた私が一人20円の相乗りでどうだ?と誘うと乗ってきた。
お題を決めるのにみんなで散々迷うがこれもとても楽しそう--やや不良っぽいリーダー格の子が”ブスがいなくなったのはなんで”が総意だということで決定。
店主の高校生の仲間収束(こんな言葉は一つも使わないが)の実感に沿うような答え方はとても良かったが、このリーダー格の子が面白い子で、店主の半答えをヒントに”カフェで勉強する””親父と話が続かない””授業が面白くない”等々のカードを次々と構造化?展開していったのには驚いた。聞いていても、ほとんど外れていないのだ。むしろ鮮やかといっていい 。

終わると思わず店主のほうから”今度からはこっちに座れよ”と感嘆の声があがる。
見た目には、学校の勉強できなそーだし、不良っぽいし、眉毛作ってる(昔風のそり込みではなく今風だが)し、タバコ吸ってやがるしダメじゃないかと思っていたけど中々のものだ。
 
彼らは旧観念の手垢にまみれてしまった大人たちが2-3年勉強して初めておぼろげに分かって来る共認社会という新しい現実をほんの1,2の言葉を与えられるだけで、やすやすと鮮やかに解き明かしてしまう。”なんでだろう?”とは、旧観念が通用しない新しい現実に対する当惑や違和感が生む疑問なんだろうが、彼らにはもともとそんな余計な旧観念など持ち合わせていないし、生まれて以来ずっと共認社会という新しい現実を当事者として生きてきているので”なんでだろう?”なんて疑問は生まれる余地がないのかもしれない。(お題がなかなか決まらないのはそのせいなのか?)

何で屋勉強店で席亭から”なかま”から”みんな”へ移行して共認社会の住人となっている中高校生のことや、”なんでだろう?”という疑問すらない若い世代が生まれつつあることを聞かされた。前者は、露店での経験からもすぐに実感できたが、後者は、半信半疑だった。
昨日はじめて目の当たりにした。改めて老席亭の洞察力に感服する。

最後に彼ら全員で店主の方に”ありがとうございました”と言って夕方の公園の方に消えていった。

路上の可能性というのはあの子達なのだろう。
 
  List
  この記事は 63760 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_63881
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
64359 自分を表現するってどういうこと 志水満 03/11/13 PM10
64207 「わかって欲しいのになんで決め付けるの?」 坂本日出夫 03/11/10 PM10
64143 人生を甘く見ていたのは? 津久田博之 03/11/09 PM00
64103 迷ってるのは優柔不断だからではなかった 家村和宏 03/11/08 PM02
64098 新社会を体現した先駆者が充足派・実現派 土山惣一郎 03/11/08 AM07
64077 若者の居場所 山田渉 03/11/07 PM11
64062 なんで?が無い若者からすれば、、、 石橋直樹 03/11/07 PM08
64060 「なるほど」という言葉は、迎合その物 酒井俊弘 03/11/07 PM08
64038 お題は「みんな」につながる窓口 長谷暢二 03/11/07 PM00
63996 不全を知らない世代に遭遇 原田昭雄 03/11/06 PM07
63995 若者の共認社会の凄さ 是永恒久 03/11/06 PM05
63973 露店の奥深さ 野村徹 03/11/06 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
ミス大爆発⇒警戒心発の集中力はガタガタ⇒共認圧力発の集中力を形成するには?
トラブルの根底に指揮系統あり。全てをネットへ
隠蔽・言い訳・誤魔化しの横行によって崩壊する私権体制
活力源は、脱集団の『みんな期待』に応えること
今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる 
新卒者向けセミナー「経営者が語る」〜これからの時代企業が生き残っていくのに必要な力は何か(前半)
新卒者向けセミナー「経営者が語る」〜これからの時代、企業が生き残っていくのに必要な力は何か(後半)
自主管理への招待(1)工業生産から意識生産へ。時代は今、歴史的な生産力の転換を遂げようとしている。
自主管理への招待(2) 社会は、生産力の転換によってしか根底的な変革を遂げることはできない
自主管理への招待(3) 生産から離脱させ、消費へと逃避させるだけの近代思想
自主管理への招待(4) 「頭の中だけの自己」から「実現対象」への追求ベクトルの転換
自主管理への招待(5) 否定し要求するだけの「閉塞の哲学」から、実現対象を獲得した「解放の哲学」へ
自主管理への招待(6) 実現思考とは何か
自主管理への招待(7) 労働の解放のために:自主管理の原則
学生に与う1 いま、社会の基底部で何が起きているのか
学生に与う2 私権の終焉と市場の縮小と権力の暴走
学生に与う3 新しい活力源は、周りの期待に応える充足
学生に与う4 先行して共同体を実現した類グループ
学生に与う5 共同体の母胎は女性が生み出す充足空間
学生に与う6 この行き詰った社会をどう再生するか
供給発のカギは、ゼロから新しい供給者を育成してゆく仕組み
新概念を使いこなせて、はじめて供給者になれる
「観念力を鍛えるには?」(1) 話し言葉と書き言葉の断層はどこから登場したのか?
「観念力を鍛えるには?」(3) 「理解する」とはどういうことか?
「日本人はいつ物を考え出すのか?」(2) 学習観念が役に立たないのはなぜか?
出来ない、覚えられない
「みんなの成功体験」ならいくらでも積める
対面会議の欠陥
民主主義=会議という固定観念
集団統合の新たな仕組み:対面会議を超えて、全てをネットへ
企業革命の切り札は、社内ネット
経営者への提言:会議から社内ネットへ
行動方針4 まず身近な職場を改革してから、社会をどうするかを提示せよ
新時代を開くのは、共同体企業のネットワーク
共同体企業のネットワークをどう構築してゆくか
『類グループが勝ち続ける理由』〜まとめ〜
協同組合法:出資・経営・労働を一体化した働き方をしている人たちは10万人を越えている
「人口減少社会の衝撃!!これからの働き方はどう変わる?」〜今、なぜ労働法について考えるのか?〜
感謝の心を損なう「有給制度」に代わる、『有給休暇一括買取方式』

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp