共認運動をどう実現してゆくか?
62205 露店主は、認識の水先案内人
 
小圷敏文 ( 壮年 大阪市 建築士 ) 03/09/29 PM10 【印刷用へ
この間の事例・実感報告から、認識露店の可能性・場の力がひしひしと伝わってくる。
これまでも、路・辻・広場で展開されてきた催し物は幾多もある。しかし、街宣にしろ辻説法にしろ、認識を語る場面にしたところで一方通行でしかなかった。辻占いや身の上相談の類は、私的な問題に傾斜している。ところが、認識露店はどうだ、

>「私も今気付いたが、あなたの言うその『自分』の考えかたが若者の『自分』と違うんです。どうやら、私たちの世代の使う『自分』は『自分自身』を指すが・・、彼らの使う『自分』は『相手』を指す時も、『自分自身』を指す時も使う言葉のようだ。」 (61915

>構造だけを端的に説明。そもそも「自分」と「みんな」を彼らは分けていない。前提に「みんな」がある。だから「みんなの中の自分」であって、決して『自分』は己一人という意味でも、相手を指す事でもない。(61915

>知ってます?彼らは我々の時代と違い、もはや受験勉強すら一人でしないそうです。若者一同コックリ頷く。そして、これが完全に駄目押しとなった。( 61916

>認識露店とは、こうした、“誰もが”潜在的に持つ想いを顕在化させる力を持った装置としての「場」であり、従って、そこに集まる人々が感じるものは、同じ時代を生きる人々の“共通意識”・・・「みんな」という感覚なのだと思う。(61962

例え自分発の不全から出発しようとも、ひとたび「みんな」という概念を媒介項とし、ちょっとした構造的な認識が手助けとなれば実感事例が次から次へと飛び出して潜在思念を発掘する呼び水となり、「みんな同じ思いなんだ」という同一視が可能になる。

ひとたび同一視の土壌が形成されれば、それだけでも充足感が場を支配し、ためにする反論や「人それぞれ」などの斜視は発現しようもなく、「何でか?」という追求・探索モードに雪崩れ込んでいく。これこそが、認識露店というものの「場」の力なのだと実感できる。

思えば、私権獲得に汲々としていた世代は、何はさておき、反論・否定視から話を組み立てようとするきらいがある。私権統合の真髄が序列統合にあった、ということからすれば至極当然のことであろうが、集団やしがらみの中でしか意味を成さない「肩書き」をはずして、社会という開かれた場に出た時、いまだに引き摺っている「旧観念」という尻尾を切り落とすだけの力を「認識露店に集うみんな」(=場)が持っているのだ、力付けられる。それこそが、パラダイム転換を実感できる「場」になっている。

『心斎橋(アーケード)路店で(619153〜619156)』を読んで、認識露店の店主は、お題の展開に応じて、的確な構造認識を提示することで、その場を気付き・新たな認識の共認の場とする「水先案内人」なのかも知れない、と思えた。

 
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