>70年貧困消滅というのは社会の統合原理が生存圧力を基盤とした本能原理(=序列原理)から共認原理へとパラダイム転換した時代であるといえそうです。
>そう考えると共認原理へと時代が変わったにも関わらず、ごく一部のマスコミや教育機関によって肝心の社会の共認内容が決まっている事に現在の根本的な閉塞の原因があるのは間違いないでしょう。(59487)
なるほどと思いました。例えばよく新聞やテレビ局が実施している世論調査、その調査内容を見ればまさしくマスコミ先導の誘導尋問のような形になっています。つまり聞き方によって答えはどうにでもなるのです。用意された答えにするための質問ともいえます。
しかし、実態としてその答えが「世論=みんなの声」のように報道され続けることで、それが本当にみんなの声であると普通の人々は洗脳されてきました。結果的にその調査結果が選挙にも大きな影響力をもつことになり、政党などは国民を見るのではなく、マスコミを見る、言い換えればどうやってマスコミの支持を得るかに腐心してきたともいえます。
喜田さんが仰るように一部のマスコミによって社会の共認内容が握られていたが故に閉塞状況を生み出してきたのです。
しかし、最近のテレビ番組に以前ほどの面白さがなくなってきていることや新聞記事の捏造事件などを見ていると、やはり一部のマスコミが作る共認内容ではこの閉塞状況を切り開くことは不可能であることを誰もが感じているのではないでしょうか。
先日、初めてるいの異世代交流会に参加させてもらいましたが、新聞やテレビでは得ることのできない世代を超えた人の声を聞くことができ、またいろんな気づきを得ました。そして、こうした場で話し合われていることこそが広い社会の共認原理になると実感しました。
今求められているのは普通の人々が共認形成していく場であり、それはマスコミではなく、こうした普通の人が集う交流会にこそ可能性があるんだと思います。 |
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