これからの暮らしはどうなるの?
58864 身分意識の消滅が敬語の衰退を加速する
 
本田真吾 HP ( 46 香川 建築家 ) 03/07/17 PM11 【印刷用へ
若者の敬語の乱れを、過剰に問題視する人たちがいます。教育者などの旧観念でメシを食っている人が中心です。相手に対する忠誠や信頼関係を言葉にしたものとして、敬語は使用されてきました。だから、敬語が乱れのは、そのような関係が崩れてきているからだ、というのが彼らに言い分です。

しかしながら、現実に彼ら若者と接していると、敬語はなくても人間関係は心地よいもので、警戒心や敵意を感じることはありません。むしろ、実態関係は、仲間収束など相手を肯定視できるようになってきています。それにつれて、敬語も衰退していっているわけです。

敬語の成立基盤は儒教にあると思います。私権時代の醜い『身分序列』の追共認を本源風に覆い隠す為に、儒教は本源風の人間関係規範で身分序列に正当性を与えていたのではないかと思います。そして、

>力のヒエラルキー→身分序列と身分意識は私権時代一貫して存在し続けています。 (58791

この身分序列を前提にした身分意識によって、敬語を使う対象がリアルに捉えられていたのだと思います。しかし、貧困の消滅後、それまで追共認していた力の序列は不要になり、身分序列も身分意識も実感できない状況になっています。

そのような意識からは、序列確認のための敬語を使う対象すら明確になりません。だから、何の為に、相手よって、言葉の使い分けをするのかすら、解らなくなってきているのだと思います。

このような状況で、敬語を必要とするのは、身分序列の中でしか生きられない人だけです。だから、いまや敬語の乱れは、このような人たちの間でのみ問題とされているのでしょう。



 
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