国家の支配構造と私権原理
5869 社会統合組織の史的総括 国家と教団
 
四方勢至 ( 老年 京都 編集 ) 01/07/07 AM03 【印刷用へ
新しい社会統合組織を考える為にも、まず過去の社会統合組織について簡単に押さえておこうと思う。

A.国家
社会統合は、剥き出しの武力(強制共認)から、私権の追共認(受容共認)へ、更に法制共認(自主共認)へと移行していった。

○武力統合の時代
戦争の外圧⇒暴力装置(軍隊、収奪=徴税、監獄)による絶対支配

私権統合の時代
私権獲得の強制圧力⇒力の序列共認=力の追共認

○法制統合の時代
力の序列共認⇒身分序列(資格を含む)の共認を主柱とする法制共認

a.教団
国家(武力統合)は、その秩序の維持を、次第に、より能動的な共認に依存するようになる。
そこでは、まず何よりも、私婚(家族)・私権(身分序列)の追共認に依拠する。
本源集団が解体され常に警戒心を抱えた人々にとって、「自分以外は全て敵」という性闘争(⇒自我)に立脚した私婚・私権の追共認は、容易に主体的(肉体的)な自主共認として浸透した。

また、現実には失われた心(=期待応望)の充足欠乏に応えてくれるものとして、本源価値に立脚した宗教が登場する。
頭の中だけなら、誰もが全面的に自主共認できる。
そうして人々は、自ら倒錯観念収束を強めていった。

従って最終的には、国家は、心を支配できるこの倒錯観念に依存するに至る。
観念支配の始まりである。
 
  List
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_5869
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
宗教ってなに?〜4.宗教の変換について 「縄文と古代文明を探求しよう!」 10/04/25 PM04
現行の『婚姻制度』〜その中身と成り立ち(7) 社会統合組織の史的総括 国家と教団 「感謝の心を育むには」 10/03/16 PM10
228213 私権時代の終焉で、法制統合の残骸が暴走 わっと 10/03/13 PM06
228199 国家統合の歴史にみる西洋と日本の違い 川井孝浩 10/03/13 AM10
228172 法政統合時代の終焉 斎藤一浩 10/03/12 PM11
228098 自分(日本人)の特殊な宗教観 匿名希望 10/03/11 PM11
228096 身分序列はもう犯罪レベル? これんじ 10/03/11 PM11
225385 東京ネットサロン 「社会統合史」勉強会 開催 西谷文宏 10/01/29 PM09
【チーム・宗教】の課題☆ 「縄文と古代文明を探求しよう!」 08/11/28 PM10
123913 国家も教団も、社会の秩序維持のためのシステム 近藤文人 06/06/26 PM11
109351 日本人にとって宗教って何? 池田優子 06/04/20 PM06
107624 法制統合が至らしめた動物以下という惨状 峯川満章 06/03/18 PM11
104741 国家が宗教に依存するのは何で? 雪竹恭一 06/01/28 PM10
97346 これからの「力」は? 森政子 05/09/15 AM00
96039 ゲームで教える聖書の世界 田中修 05/08/15 PM03
94970 漢字と宗教と社会統合 吉国幹雄 05/07/23 PM02
93620 歴史を辿ってもう一度現在を見る マー 05/06/30 PM00
93563 法制統合と他の統合形態の関係についての疑問点 匿名希望 05/06/29 PM01
86188 朝廷は国家なのか? 鈴木隆史 05/02/23 PM04
85010 マスコミも「みんな共認」に寄生しているだけ 馬場康一郎 05/02/02 AM00
84560 国家と教団 田村飛鳥 05/01/24 PM11
83923 古代宗教は本源集団の代替物を組織して急拡大した 井上宏 05/01/12 PM08

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp