これからの暮らしはどうなるの?
57995 現代マナー考
 
佐藤賢志 ( 39 東京 デザイナー ) 03/07/02 PM11 【印刷用へ
>元来「規範」は、みんな期待から課題・役割・評価が共認され、その集団の中で明文化されずとも皆の意識・行動を律するものとして共認されてきました。個の都合でなく共通の課題の下に集まった人たちの共有意識ですから価値観が入り込む余地など無いはずです。この点が最近のマナー意識(規範らしきもの)に感じる違和感なのではないでしょうか。(57736)
現代のマナー意識は、以下のような構造にあると思います。
・根本の問題を捨象、矮小化されているので、極めて表層的。
・みんなが納得できる議論や共認の過程がないので、個々人の意識に
 迫る方法しかなく「押し付け」に感じる。
・また電車や地域等の違いで、内容に差異がある。本来、社会全体に
 通底する普遍内容であるべきなのに、一貫性がない。共認域相互の
 乗り入れがない。
・結果、マナーの発信側にも受け手側にも、個別の価値観が混入する
 余地が生まれる。価値観が混入する事で、「どうでもいい」「別に
 自分ひとりが守ったところで」といった意識が生まれやすい。
・そんな状況で発信側は規範意識が高まり、さらに強要の色彩が高ま
 り、表層感が上塗りされていく。 
・最後には、罰金や罰則などの規定に頼らざる負えなくなり、本物の
 強制圧力になる。

>個別の価値観を超えた「みんな期待」をめぐる議論の場が普遍的な規範形成の土壌にもなってゆく。認識交流の場にはそういう働きもあるのだと感じます。(同57736)

認識交流会は、現代のマナー意識形成の構造とは180°異なる場です。
社会の当事者として「みんな期待」を理論的にも実感的にも理解すれば、「みんな」を対象化する公共の場などでは“自ずと”自らを律する行動をとるようになります。
認識交流会という共認域を連鎖・拡大していく事は、規範共認をも同時に広げていく事と云えそうです。


 
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