これからの暮らしはどうなるの?
56596 社会運動の横(草の根)と縦(秩序化)
 
山澤貴志 ( 38 鹿児島 ITコンサル ) 03/06/09 AM00 【印刷用へ
>貧困というみんな不全⇒みんな期待があった時代には、豊かさの実現を目指したマルクス主義を代表とする思想が広まり、労働組合が全国的に組織化されました。 '90年代後半から、環境運動等の市民運動が登場しますが、これらは、バラバラのままです。

NPOやボランティアに飛び込む若者たちは「目の前の誰かとの期待応望充足」を全てと思い込み、統合観念をどうする?という課題を捨象している。

発信階級志向の若者たちは社会統合が対面共認だけでは成立しないことは解っている。けれども、手元にあるのは黴だらけの旧観念ばかりだから「人それぞれ」に縛られて「市民運動の緩やかなネットワーク」が必要という発想に止まっている。これでは組織化はもとより社会的活動そのものが広がりを持ち得ない。

先日交流会に参加された方がさかんにこの「緩やかなネットワーク」という言葉を使うのを聞きながら、どうも怪しいと思うようになった。

同類(の縄張り)闘争を秩序化する社会統合は人類が共認動物である以上好むと好まざるとに関わらず避けられない普遍課題である。そしてその縄張り闘争は生存域を巡る戦いを超えた共認域を巡る闘いである。ならば

「集団間の私権闘争⇒武力・資本力を管理する超集団としての国家」
に替わる
「(共認域を巡る縄張り)闘争⇒認識創造力の評価空間=超国家」

の構築が不可欠である。それは対面共認を超えた観念共認空間たる(インターネット上の)認識形成サイトに他ならない。31768「超国家・超市場論15 『認識形成の場』こそ、新しい社会統合機構の中核である」参照

真の社会運動とは「認識を広める」交流会活動=対面共認を母胎にした草の根的共認域づくりと「認識創造競争を序列化・秩序化する」統合サイト活動=認識形成サイトにおける投稿活動の両輪によってつくられるものだ。

社会運動には縦(秩序化)と横(草の根)の両方が必要なのだ。この事実を隠蔽する「草の根運動の緩やかなネットワーク」という観念は発信階級・統合階級が自らの保身のために「草の根的運動を商品市場のようなバラバラなもの」に押しとどめようとする詭弁であり、個人主義的な価値観を隠れ蓑に意図的に社会統合の縦=秩序化の必要性を排除しようとする倒錯観念に他ならないのではないかと思う。
 
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10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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