これからの暮らしはどうなるの?
56057 その気づきを共有し、拡げる交流会
 
柳瀬尚弘 ( 30 神奈川 建築設計 ) 03/06/01 AM01 【印刷用へ
交流会で話をしていると、現行の制度に対して何でだろう?おかしいと疑問でに思っていることがたくさん出ます。しかし、その時点では、それらを自分達の手で変えられるとは思ってもいません。

実感を重ね、それぞれの原因を辿っていくと、その背景に、自分達も含めた人の意識、望んだ事が浮かび上がります。それを皆で頭をひねって構造化していく。

現行の制度を作り出した背景にある、かつてのみんな期待という圧力の中身がはっきりしてくると、途端に社会、その制度に人間臭さと表現したくなるような現実感、人々の意識そのものによって作り出され、成立しているもなのだという実感が湧きます。

すると、現在不満を感じながらも、制度が人の意識と無関係に前提であるように思い込んでいること、結局そうする事で自分もその制度を共認しているから、成り立っているだけであることも感じられます。

同じテーブルを囲んだ参加者は、まちの一角から取り出したような、今までの企業や学校といった共認域では存在すら意識しない人。社会的には同じ制度に縛られているというだけの人。社会にその人の意識が映っている事など思いもよらなかった人。

短時間でも、そうした人との共認形成を体験する事が、制度としか捉えてなかった社会に、人の意識に自らが当事者として働きかけ、それを変えることの可能性にも手ごたえを与えてくれる。

先日一緒に交流会に参加した人が終了後に、「こんな場があり、広がれば社会が変えていける」という実感を上手く言葉が見つからないもどかしさを顕に語ってくれたのですが、社会を「制度の集合物」から「意識の集合物」として実感したということなのかと、改めて思いました。
 
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