これからの暮らしはどうなるの?
55827 旧い制度は「斥力」、新しい共認域は「引力」
 
橋口健一 HP ( 40 大阪 技術者 ) 03/05/28 PM08 【印刷用へ
>「社会が遠く感じられる」「リアリティがない」というのも交流会でよく聞かれる言葉です。それも今、社会という空間を認識する道具が役に立たたなくなってきた結果なのだと思います。(55671

交流会に参加した学生から「社会に出るのはなんでだろう?」というカードが出されました。私達中年世代は一瞬???。もちろん、就職制度が直前の課題ですが、その背後に得体の知れない「社会空間」への適応不全を感じているのだろうと思いました。

私権制度が確立すると「何故必要か?」を説明する人たちは大勢居ますが、制度そのものを「なんでだろう?」と問うことは日常では少ないと思います。「みんなそうしてきたから、これからもそうあるべき」では若者に届かないのは明らかです。彼らは現在形でどうなのかが知りたいらしい。

自然科学も含めた様々な法則にも同様のことがあると思います。
ある人が発見した法則が限られた狭い範囲の共認域で一旦支持されると、その後に続く人たちは、その法則の正しさを一生懸命説きます。

矛盾点が見つかっても、既に絶対共認化されている「神」などを都合よく持ち出して法則そのものを絶対化する場合があります。経済学の「神の見えざる手」や物理学の「神はサイコロ遊びをしない」などが象徴的です。

今、これまでの制度や法則そのものに対する「なんでだろう?」という本質的な議論が沸き起こりつつあると思います。それは、限られた狭い範囲の共認域のみで通用する法則が、普通の人から甚だしく遠く実感の全く感じられない代物になっているからだと思います。

これらの制度や法則も普通の人が無視できる内は問題になりませんが、先の就職制度のようにプレッシャーと同時に当事者として疑念を感じるようになるともはや斥力となります。

だからこそ、誰もが参加できる新しい共認域の形成場には、構造認識によってみんなが適応できる新しい制度や認識を実現し創出していこうとする引力が働くのだと思います。
 
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