実現論を塗り重ねてゆく
55723 社会統合軸とは最も強力な共認域
 
山本士峰 ( 27 京都 建築士 ) 03/05/27 AM02 【印刷用へ
>「社会が遠く感じられる」「リアリティがない」というのも交流会でよく聞かれる言葉です。それも今、社会という空間を認識する道具が役に立たたなくなってきた結果なのだと思います。

>現在は、潜在思念の方は変わっているのに制度、さらにそれを成り立たせている観念全体が古いので社会が遠く感じられるし、実際の行動も潜在思念とズレてしまっているから自分自身の生活にもリアリティが感じられない、という状況です。(55671

確かに現在の社会は潜在思念と現実の制度にずれが生じてしまっています。実際私の周囲にも現実感がない、と言う人が何人もいます。学生の多くは人生に目標が見出せないことを嘆いていますが、これもまた潜在思念と社会制度の断層がそうさせているのでしょうか。

人間は共認動物であり、現実場面において何らかの重要な共認域に参加するこを潜在的に求めています。最近の学生が多くのイベントを企画する、あるいは様々な社会人サークルが隆盛を誇るのも、ボランティア団体が増え続けるのも、擬似的であれ、身近なところに何らかの共認域を形成したいという欲求の表れであるように思えます。これは潜在思念が本来求めているような強力な共認内容を持った場が見出せない事にもよるかもしれません。

中世社会が武力であったように、或いは私権時代が金であったように、社会統合軸とはその時代の最も強力な共認内容を指すように思います。であれば、より良い社会・本源的な社会の実現のためには、この共認域を広げるという活動こそ最も重要なものであり、またその共認内容の高度化が求められるのも必然だと感じます。

実現論という新認識は、それそのものを捉えるのは観念機能であっても、強く人間本来の本能に訴えるものであり、また、人間の本質を追求するものです。それは今まで社会を独占してきた倒鎖した観念とは対極にある、人類史上現れたことの無いような強力な共認内容と言えるでしょう。だからこそ、決定的な共認域を形成するのも遠い先のことではないと思えます。
 
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