日本を守るのに、右も左もない
55671 社会とは意識の集合物であることに気付く
 
田中素 HP ( 37 長崎 企画 ) 03/05/26 AM02 【印刷用へ
> 私たちは、いくつもの共認域が重なり交じり合う空間に生きており、私達自身がそれらの共認形成の当事者となっている。そして、そう認識するだけで、共認内容が変わりさえすれば、社会や集団そのものが変わっていくという単純な事実にも気がつく。(55661

「社会が遠く感じられる」「リアリティがない」というのも交流会でよく聞かれる言葉です。それも今、社会という空間を認識する道具が役に立たたなくなってきた結果なのだと思います。

私たちは多くの場合、社会というものを「制度の集合物」として捉えているように思います。そして、私たちの実際の行動や生活も、自分が思っているよりもずっと強く、その制度によって律されています。「なぜ学校に行くのか?」「なぜ就職するのか?」「なぜ結婚するのか?」という問いの答えも、直接的には「社会の制度がそうなっているから。」です。

しかし元来、制度はアプリオリにあるのではなくて、ある共認域が成長し、その組織化・秩序化の結果として構築されるものです。一旦生み出された制度は一定の固定度を持ち人々の観念と行動を規定するようになりますが、あくまで本質は潜在思念から始まる人々の共認域の方であり、先に変化するのもそちらです。だから、制度がうまく機能するのはその2つが整合している間だけだということが言えます。

現在は、潜在思念の方は変わっているのに制度、さらにそれを成り立たせている観念全体が古いので社会が遠く感じられるし、実際の行動も潜在思念とズレてしまっているから自分自身の生活にもリアリティが感じられない、という状況です。そのフレームを取り払い、社会は制度の集合物である以前に自分自身も含む意識の集合物であることに改めて気付かせてくれるのが、人々の意識がつくり出す同類圧力の“場”を指し示す「共認域」という概念装置なのだと思います。

> 貧困が消滅して生存圧力が衰弱し、同類圧力が中心的な圧力になってくると、パラダイムは一転する。同類圧力は、人々の共認が形成する圧力である。従って、『現実』とは人々の意識に他ならなくなる。
しかも、主体=対象である以上、人々の意識とは、自分の意識に他ならない。つまり、自分自身の意識が、『現実』=同類圧力を形成していることになる。もっと簡単に云えば、現実とは自分自身に他ならない。(20355
 
  List
  この記事は 55661 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_55671
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
98122 社会を対象化するために必要なこと 勝間正樹 05/09/29 PM02
「社会は意識の集合体」を考えてみる 「なんでやRADIO」 05/03/21 PM06
56691 現状維持の旧観念を打破する 岩井裕介 03/06/10 PM09
56599 2010年は沢山のおじさんが(団塊の世代)が定年する。 新井弘 03/06/09 AM02
56474 「立場」で物を言う人 野崎章 03/06/06 PM11
56207 科学的「可能性」から、潜在思念での「可能性」へ 三宅秀和 03/06/03 PM11
56169 過去の「みんな期待」にリアリティはない 小林雅志 03/06/03 PM07
56127 「みんな期待」に感じていた違和感 鈴木隆史 03/06/03 AM00
56090 皆の意識・実感に基づいた社会・制度にしたい 正国稔 03/06/02 PM01
56080 私権社会は制度によってかろうじて生き残っている 新川啓一 03/06/02 AM00
56079 おじさんのリアリティ 細田卓司 03/06/01 PM11
56075 社会をつくっていきたい。 猪原裕子 03/06/01 PM10
56057 その気づきを共有し、拡げる交流会 柳瀬尚弘 03/06/01 AM01
56019 『社会を変える』ことの不可能視から可能視へ Amethyst 03/05/31 PM10
56007 人は徹底して社会的存在であり、常に主体的変革者である 新井秉永 03/05/31 PM03
56005 古臭い「社会運動」からの脱却 高利 03/05/31 PM01
55959 意識を統合させる 末吉孝子 03/05/30 PM04
55951 社会をよくすることは、社会は意識の集合物であることに気付くこと。 匿名希望 03/05/30 PM00
55950 新しい共認域が今まさに作られつつある 大地の子 03/05/30 PM00
55947 気付きの波に乗れば制度は変わる ごんべえ 03/05/30 AM08
55944 若い世代の「必要ない」という言葉に感じる期待 斎藤幸雄 03/05/30 AM02
55911 「共認域」とは社会の実現基盤そのもの! 江岸元 03/05/29 PM07
55827 旧い制度は「斥力」、新しい共認域は「引力」 橋口健一 03/05/28 PM08
55799 「旧観念無用」を再認識 マー 03/05/28 PM00
55794 社会がリアリティーを持つ 西知子 03/05/28 AM03
55791 共認域の拡大とは開放系組織論 林昭光 03/05/28 AM01
55785 制度はあとからついてくる 久保田彰子 03/05/28 AM00
55763 ただ「戦略的」に考えたってダメなんだ 清水昌広 03/05/27 PM10
55745 「潜在思念」と「現実」とを繋ぐ「共認域」 ゲン 03/05/27 PM01
55725 共認域が先なら納得。 野田晋一郎 03/05/27 AM02
55723 社会統合軸とは最も強力な共認域 山本士峰 03/05/27 AM02
55716 “共認域”という概念装置は実現可能性を実感させる 西村秀彦 03/05/27 AM01
55694 ごく当たり前の関係に戻っている 木村友昭 03/05/26 PM11
55684 頭を使ってリラックスする 根木貴大 03/05/26 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、43年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp