現代意識潮流を探る
54206 思考のベクトル、変えてみませんか
 
井上緑 ( 21 学生 ) 03/05/04 AM10 【印刷用へ
反抗期があったという友達の話を聞いてみると、
親に苦言を言われてきた子が大半だ。

「遊んでばかりいないで勉強しなさい」
「1つでも上のランクの学校に行けるよう頑張りなさい」
「大企業に就職しなさい」

私達は、それを達成しても、
その先に幸せがあるとは限らないという事実を認識している。
古い観念に囚われた親の言葉は、無意味だと感じている。
それなのに、親は同じ言葉ばかり繰り返す。
そして、私達はそんな親にうんざりする。

>親の言うことにリアリティを感じない。加えて彼らの中では仲間収束が強まっている。仲間課題と勉強課題は明らかに対立する。このような親子間の意識の違いが不協和音を奏で始めたようである。私権と自分に収束していた親世代とそれから離脱しようとする若者達の間の一種の世代間闘争の復活である。
(53952北村さん)

「いい学校・いい会社=幸せ」
そんな公式は、もはや存在しない。
私達と親世代では、思考のベクトルが違うことは明らかだ。
私権時代の考え方を捨てて物事を考えよう!
私達は、そう親に訴える。

親は、その訴えに聞く耳をもたず、
頭から否定しようとする。
まだ若いから世間を分かっていない…と。
現実を直視しようとせず、状況を読めてないのは、
むしろそっちのほうなのに…と私達は親に対して失望する。
それが現代の反抗期の実態ではないだろうか。


交流会に出て、中高年の方の発言からも、
この実態に似たものを感じることがある。

>自慢話に加えて、己のその人生訓なるものを若者達に勧めようものなら、多くの若い人たちはいっせいに困惑した表情を見せる。つまり中年世代の生き方やそれを支えてきた価値観が、若者達には殆どピンと来ないし、それどころか、それが否定的なものに移り始めているのだ。
もはや若者達は私権に収束できないことも、家庭が閉塞していることも、肉体的によく知っている。だから中年世代達の成功談やそれを支える価値観念群は彼らにとっては全く輝きを持たない。それどころか若い世代にとって、それは反面教師像である。
(53952北村さん)

中年世代の方が、何か物事を考えようとする時、
その思考が後ろ向きのような気がする。
自分の過去の栄光にしがみついて、
そこに答えを見出そうとしているように思える。

何でもっと柔軟なモノの考え方ができないのだろう?
どうしてそんなに誇らしげでいられるんだろう?
私にはその姿が、虎(私権)の威を借る狐のようにすら見える。

私達の世代は、常に様々な方向にアンテナを張り巡らし、
実感でビンビン感じながら生きている。
その方がずっと楽しくて、可能性があると私は思う。

反抗期という実態や、交流会からも感じ取れるように、
このことに中年世代の方は気づいていない、
もしくは実践しようという気が起きていないと思う。
現状を打破したい、そう思う気持ちがあるのなら、
思考のベクトルを変えてみてはどうだろうか。
 
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