市場の行き詰まりについて意見を交わしていると、「成長している分野はある」とか「物価が下がったのでお金で計れば縮小しているだけ」とか「新産業への新陳代謝が進んでいない」といった声が出ることがあります。
「成長期でも縮小している分野はある」し、「物価が下がるのは需要が減っているから」であり、だから「新陳代謝が進みようがないのが現実」だと言っても、なかなか認めたくないようです。
>しかし、実現可能性が徐々に開かれてきたこの時代に、ほんとうに必要な理論は、単に『究極のマイナス構造』を解明しただけでは不十分で、その奥にある『実現するためのプラス構造』にまで踏み込んだものでなければなりません。(52152)
この土山さんの投稿に当てはめてみれば、「マイナス構造の解明」抜きの、「観念充足のためのプラス構造」と言えると思います。これは現実捨象の不可能視に立った、頭の中だけでの充足観念に他ならず、旧観念と同じ構造にあります。
旧観念は出来上がった観念として浸透しているだけでなく、思考方法にまで染み付いていると思います。逆に言えば旧観念を新しい構造認識に塗り替えていけば、物事の考え方が変わると思います。 |
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