これからの暮らしはどうなるの?
52360 現実肯定のもと統合された意識構造論+歴史構造論=実現論
 
山澤貴志 ( 36 鹿児島 ITコンサル ) 03/03/28 AM01 【印刷用へ
>徹底的に原因の原因を追求したマルクスでさえ、所詮は貧困など『マイナス要因のマイナス体系』しか明らかにできなかった。(52057

>古代宗教から近代思想までのすべての思想が、『実現不可能視』を暗黙の前提に生まれてきたという認識のさらに一歩先には、この「実践(=運動)の核になる理論の必要十分条件とは何か」という視点が横たわっていると思います。(52152

マルクス理論がかつて何故あれほど旧運動とはいえ、人々を突き動かしたのか、を考えてみると「少なくとも当時のみんな期待であった貧困をどうする?」という課題に対して(当時の思考限界の枠内とはいえ)徹底して歴史を遡って追求し、どうしてマイナスの現状が生み出されたのか、について、当時の資本経済の世界情勢はもとより、未開社会をも含む歴史を遡った理論を構築したからなのでしょう。しかし

>貧困と抑圧の圧倒的な現実を前にして、強い否定意識⇒と潜在思念に近い感応観念(例えば、自由・平等・民主)を持って社会を「客観的に」対象化した「社会構造」を提示する事になる。当然、その構造認識は極めて一面的で、その上、人類社会の原基構造を成す原始人類⇒猿社会に関する基礎認識が極めて貧弱であり、とうてい社会を統合できる様な代物ではない(18717

という限界はマルクスにもあり、とりわけその限界は、貧困の根拠を市場社会の構造に求め、生産構造を最基底構造と見なし、そのより原基構造にある自我と性闘争の発現構造へと追求が及ばなかった点にあるでしょう。その点では意識構造論を突き詰めたところで自我の論理しか発掘できないという断念=思考停止があり、意識構造の解明に大きな欠落があったといっていいのではないでしょうか。(実際、同時代の意識構造論はフロイトの精神分析にせよ、現象学にせよ自我論を超えることが出来なかった)

>生命体の認識機能には、食欲や性欲etcの欠乏を感じる内識機能と、それを充たす為の視聴覚をはじめとする外識機能がある。答えとは、課題の実現経路であり、実現経路とはこの内部意識と外部認識がイコールで結ばれた回路である。
>欠乏意識(内的認識機能)と状況認識(外的認識機能)を結ぶ実現回路こそ主体の中核(先端主体)であり、この実現回路こそ思考の先端中枢である。 (19059

欠乏意識の構造論(意識構造論)たる根概念「本能・共認・観念(の積層構造)」と状況認識(動的な歴史観)たる「私権統合(とその終焉)」そして現在地点の状況認識=欠乏意識「現実とは意識である」という実現態=新しい現実の発見!欠乏意識(内的意識)と状況認識(動的な歴史観)をともに現実肯定のもと統合しえた理論でる点こそが実現論の新しさであり、過去のいかなる運動をも凌駕する可能性の所以ではなかろうか。
 
  List
  この記事は 52152 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_52360
  ※トラックバックは承認制となっています。

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp