>しかし、実現可能性が徐々に開かれてきたこの時代に、ほんとうに必要な理論は、単に『究極のマイナス構造』を解明しただけでは不十分で、その奥にある『実現するためのプラス構造』にまで踏み込んだものでなければなりません。 (52512土山さん)
これまでの社会に関する理論は、問題の理由をただ述べているだけのものか、あるいは問題の構造とは関係なく飛躍したプラス価値だけを取り出したものであったと思います。
この現実の問題に対する不毛さから、「社会がおかしい」or「わからなくなった」と感じても頭は働かず、直視する事ができないまま捨象してきました。
しかし不全感に包まれたこの現実に応えられるのは、問題の構造がわかり指針が出せることが必要である以上、「理論」しかありません。52512はその理論の持つべき必要条件だと思います。
この、理論に対する「条件付け」が既に大きな一歩であり、そういう理論が存在し得るという事がわかるだけで、答えを出せる可能性に気づいて前に進む事ができます。
・問題があれば直視すればいい。(答えを出せる可能性が開かれているから。)
・それが社会の不全であれば、みんなの不全でもある。
・みんなの不全を直視すれば、誰もが同じ事を期待している事がわかる。
「答えを出せる可能性が開かれている事」に気付いた途端に、みんなの期待が鮮明になったように感じます。
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