否定脳(旧観念)からの脱却
52152 マイナス原因構造とプラス実現構造という両輪
 
土山惣一郎 ( 45 山口 デザイナー ) 03/03/23 PM06 【印刷用へ
 平野さんがMsg52057でおっしゃっている『マイナス原因のマイナス体系vs実現プラス体系』という視点は、マルクスなどの旧理論と新理論(=『実現論』)の根本的な違いを鮮明に示した的確な見解だと思います。

 もしマイナス体系だけを明らかにするなら、人類の略奪闘争の起源で止まってもいいところを、『実現論』では、サルの共認回路・自我回路、さらに哺乳類の性闘争本能、そして生物の適応原理・進化原理まで遡って解明しています。これこそ『究極のマイナス構造』のさらに奥にある『実現するためのプラス構造』を発掘するための所業です。

 もともと、プラスを求める感覚というのは、実感レベルでは誰もが自覚していることで、例えば、苦しいマイナス構造の原因分析は敬遠され、安直にプラスに飛びついてはミスを繰り返すのは覚えのあるところです。

 確かに、最近の環境運動やボランティア活動が「まずはできるところから・・」とばかりに、ゴミ拾いなどの手近な実践活動に奔走し、結果的にはそれが根本問題を覆い隠すだけのゴマカシの温床になっているのは、最低限必要な原因分析(=マイナス構造の解明)さえ行われてこなかったからです。言うまでもなく、困難な問題であればあるほど、マイナス構造の解明は重要であり、かつては、そのようなものを‘理論’と呼んできました。

 しかし、実現可能性が徐々に開かれてきたこの時代に、ほんとうに必要な理論は、単に『究極のマイナス構造』を解明しただけでは不十分で、その奥にある『実現するためのプラス構造』にまで踏み込んだものでなければなりません。

 そのような理論を私は『実現論』以外に知りません。おそらく『実現論』こそ、人類史上初めて、マイナス原因構造からプラス実現構造までを網羅した理論だと言っていいと思います。

 古代宗教から近代思想までのすべての思想が、『実現不可能視』を暗黙の前提に生まれてきたという認識のさらに一歩先には、この「実践(=運動)の核になる理論の必要十分条件とは何か」という視点が横たわっていると思います。
 
  List
  この記事は 52057 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_52152
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
203990 『事実』と受け入れられることで可能性を見出せる 高橋幸香 09/04/09 PM11
159202 「出来そうだ」という予感の先には・・・ 匿名希望 07/08/18 AM02
52621 実現論は、現代的状況に適応的である 三宅秀和 03/04/03 PM11
52612 旧思考 石橋直樹 03/04/03 PM10
52492 構造認識はやっぱり必要 西知子 03/03/31 PM06
52401 必要な視点 長谷川文 03/03/29 AM01
52389 「どうしてそこまで遡る必要があるの?」という問いに対する答え 渡邊かお里 03/03/28 PM11
52360 現実肯定のもと統合された意識構造論+歴史構造論=実現論 山澤貴志 03/03/28 AM01
52322 答えを出せる可能性が開かれている事に、気付いた。 田村正道 03/03/27 AM01
52282 理論があるか、ないか 岡田理恵 03/03/26 PM08
52166 「実現可能視発のみんな期待」へ転換する条件は? 冨田彰男 03/03/23 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
ゴリラ、テナガザル、オランウータンと人類
サルからヒトへの足の指の変異:『地上生活順応説』には物証もなければ論理的反証が多すぎる
ヒトはいつから言葉を話し始めたのか(2)
人類史を追求する意義と視点
原基構造の不変部分と可変部分
地球の気候変動と人種移動
モンゴロイドの歴史@ 20万〜4万年前 スンダ・モンゴロイド、北方モンゴロイドの誕生
モンゴロイドの歴史A 4万〜1.3万年前 中央アジア・モンゴロイドの誕生と拡散
モンゴロイドの歴史B 1.4万〜1万年前 スンダ・モンゴロイドの拡散
モンゴロイドの歴史C 1万年前〜6000年前 新モンゴロイドの誕生と拡散
モンゴロイドの歴史D 5500〜3000年前 寒冷化→新モンゴロイドの本格的な南下→中国へ
モンゴロイドの誕生と北方への進出
南方モンゴロイドの拡散と新モンゴロイドの誕生
北方モンゴロイドの拡散(ツングース族、モンゴル族、テュルク族の起源)
家畜化と農耕と遊牧、都市国家1〜家畜化と社会余剰〜
家畜化と農耕と遊牧、都市国家2〜家畜化と社会余剰〜
牧畜によって何が変わったのか?
遊牧によって何が変わったのか?
交易によって何が変わったのか?
遊牧部族の父系制転換
中国文明の起源
遊牧民の中国支配史2: 〜夏・殷・周の成立〜
遊牧民の中国支配史3: 〜春秋戦国時代・秦〜 550年間にわたる遊牧部族同士の同類闘争が、心を歪ませ、思想を発達させた
遊牧民の中国支配史4:漢の時代〜冊封体制と朝貢制によって中国史上初の私権統合体制を実現した漢帝国〜
遊牧民の中国支配史5: 〜五胡十六国・南北朝の時代〜 400年に渡る戦乱により、血縁を紐帯とした部族集団が悉く解体され、現代中国の原型=3層の人民構成が形成された
中国とは何者か?−ヨーロッパとイスラムと中国−
潮流1:共認原理と私権原理
2600年前頃、古代宗教・思想の世界同時成立期・・・・そして大転換期の現代
1万年前以前の極寒期には南欧以北の欧州は無人だった
原欧州人とシュメール人の出自
5500年前、イラン高原で最初の略奪闘争(戦争)が勃発
3500年前、コーカサスと地中海は略奪部族の支配国家と山賊・海賊だらけになった
2900年前、海の民の侵略で地中海沿岸の部族共同体は崩壊
略奪集団であるが故に自我の塊になった西洋人
西洋人の精神構造と異常な性意識

『るいネット』は、48年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp