日本人の起源(縄文・弥生・大和)
5198 縄文人の気骨(その3)
 
毛針田万作 ( 41 岐阜 ) 01/06/12 PM10 【印刷用へ
 先日、天然のアマゴを狙って、紀ノ川水系の源流部を遡行してきました。大岩をよじ登り、その向こうの流れの落ち込みを覗くと、型のいいアマゴが流下物を盛んに食べています。気付かれないように、毛鉤をそーっと流します。すると、アマゴがす〜っと近づいてきてその毛鉤にパクっと…。

 空振りすることや、気付かれることも多いのですが、ちょっと大げさに言えば、「狩猟」の感覚です。縄文人から受け継ぐ(?)「血」が騒ぐ一瞬です。(因みに、源流部の渓魚は絶滅寸前です。必ず、リリースを心がけています。)

 さて本題ですが、私の言う「稲作」というのは、縄文時代晩期(今から二千数百年前)大陸から北九州に伝来した、ハード(つまり、青銅器や鉄器などの金属器)や最先端の農耕技術を伴うものを指しており、「整った水田」を持つ「完成された稲作」のことです。

 この稲作はソフト(つまり、人々に有無を言わせず、土木工事や農作業に向かわせる強制装置)をも伴うものでありました。

 この新しい稲作を現在の青森県のあたりに住んでいた、縄文人が一旦は受け入れた(垂柳、砂沢の遺構に見られます)が、それを放棄しました。

 確かに、現在では青森県はローカルな地域ではありますが、縄文時代晩期の推定人口では九州の約6300人だったのに対し、東北は約39500人(人口密度は0.15に対して0.59)と、縄文人の主流だったはずです(国立民族学博物館の小山修三氏の推計)。

 彼らが、しょうゆ顔の北方モンゴロイドの伝えた新しい「稲作」の背後にある「私権」的なものに胡散臭さを感じ、本源集団を破壊に導くものとして拒否反応を示した。

 その気骨が、弥生人と混血を繰り返してはいますが、現在の我々の心の奥底にも残っているはずであり、本源集団再構築の可能性を高めるものだと思います。

 何しろ、わずか二千数百年前のことなのですから…。
 
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5303 日本人のメンバーシップ 麦秋 01/06/15 PM10

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