否定脳(旧観念)からの脱却
49195 「人それぞれ」など実在したためしがない。
 
石野潤 HP ( 48 大阪 教務開発 ) 03/02/06 PM01 【印刷用へ
過去から現在に至るまで、「人それぞれ」であることによって何かを実現できたためしはない。実態として「人それぞれ」とはどんな状態なのであろうか。

家庭を構成する家族が、みんなそれぞれ勝手に生活しているのであればそれは家庭崩壊というのではないのだろうか。学校ならば学級崩壊である。
市場における企業には、「利潤の追求」という、成員の共通目標がある。仕事は「人それぞれ、好きなようにやっていれば良い。」などと考えている人などいない。お金のためであれ、なんであれ共通の目標に反する行為など許されない。

私権時代であれ、どのような集団であれ、成員がそれぞれバラバラでは存在することなどできない。それが私権時代固有のカタワの目標であれ、共認なしには集団も社会も形成できない。

とすれば、「人それぞれ」が可能な世界とは、私権社会固有の貧しい目標から離れた、解脱空間や頭の中だけの代償充足としてしか存在しない。

「人それぞれ」というのは現実捨象である。

今、目前に広がる現実の不全が、種としての適応不全であるにもかかわらず、「人それぞれ」と捨象するならば、それは滅亡種を自認するに等しい。代償充足に埋没するだけなら、ただ退化した種にすぎない。

実現の可能性が開かれたているにもかかわらず、その基盤を封印しようとするならば、それは敵対種でしかない。

 
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