心の本体=共認機能の形成過程
44117 ミラーニューロンは本源的な実現回路
 
橋口健一 HP ( 39 大阪 技術者 ) 02/11/18 PM10 【印刷用へ
私もミラーニューロンに関する過去の新聞記事を調べてみました。
以下、日本経済新聞 1999年 10月 24日掲載(意識のナゾ 第8回)
冨田さんの一連の投稿以外の内容を抜粋します。

>感覚と運動の統合が、言語の本質を理解する上で重要であるという認識が深まりつつある。(言語や発話とミラーニューロンの関係や本質的な意味については、既に43749で北村さんが言及されています)

>ミラーニューロンのような反応特性を持つニューロンが成立するためには、「掴む」という行為を表す情報が、それが自身の運動に関わるものか、感覚に関わるものかに依存しない、共通のフォーマットで表せなければならない。ここには、すでに、ある程度抽象化された「掴む」という概念の萌芽が見られる。そして、このような抽象化された概念が成立することが、私たちの言語活動にとって必要不可欠であることは言うまでもない。
(これについては、44094で佐藤さんもミラーニューロンは観念機能を生み出したと言及されています)

>ミラーニューロンの発見のきっかけは、実験者が休憩中にジェラードを食べているのを見た猿のF5ニューロン(前頭葉にある運動前野にある)が活発に活動したことだったという。いかにもイタリア人らしいエピソードである。

私はこの発見のエピソードを読んで、ミラーニューロンは本源的な実現回路ではないか?と思いました。猿の食欠乏を実現させようとする頭の中の運動を想像するに、以前社会統合の会議室で投稿されていた、
「(19059)思考次元1 潜在思念の実践思考 」の内容に合致するのではないでしょうか。

>これは、原始人以来の(動物にも備わっている)本源的な思考様式で、主に、感応(本能⇒共認)回路をもって現実を対象化し、答え=可能性を模索する。
生命体の認識機能には、食欲や性欲etcの欠乏を感じる内識機能と、それを充たす為の視聴覚をはじめとする外識機能がある。答えとは、課題の実現経路であり、実現経路とはこの内部意識と外部認識がイコールで結ばれた回路である。

また、この日の新聞記事の最後にはこう述べられています。

>ミラー・ニューロンの見出される前頭葉は、「私」という自我の中枢が存在すると考えられているところでもある。どうやら、自我の脳メカニズムの中心には、感覚情報と運動情報が混然一体となった、言語的世界が広がっているようなのである。

新聞記事を読んでも混沌とするばかりですが、冨田さんは「潜在思念(共認回路)では同一なのに、顕在意識では自分と他者を分け隔てて認識するのは、自我を始めとする近代観念が原因だと考えられます。>msg:42811」と喝破されています。とてもスッキリしました。
 
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