共認運動をどう実現してゆくか?
43664 問われる認識力・更なる勉強の必要性
 
西谷文宏 ( 24 和歌山 建築設計 ) 02/11/09 AM00 【印刷用へ
最近、認識営業を行えば行うほど、自らの「勉強の必要性」を強く感じる。

これだけ社会不全が高まり、認識欠乏が顕在化し始めると、たとえ相手が初対面であれ、少し話しただけで一気に内容が深まり、どんどん広がっていく。
つい先日も協働仲間と連れ立って認識営業に行ったのだが、そこで出会った店のマスターと、経済・教育などの社会問題から、共認の重要性、歴史を鑑みることの大切さなど、構造認識に近い話しまで幅広く、それでいて深く話あうことができた。
こちらが、現代に蔓延する様々な不全に対して、全く新しい切り口(すなわち認識)を持っていることを知ると、「じゃあこっちの(社会)問題はどうでしょう?」という具合に、次々と新認識を求められる。

この認識形成サイトで議論されていない内容は大よそ存在しないので、どんな具体的な内容であれ、漠然とした内容であれ、新認識を展開していくことはできるが、こちら側の認識力が貧弱だと、相手の考えなどに取り込まれて、どんどん内容が曖昧になっていく。

高まる社会不全の中、皆答を探しているので、それぞれ独自に(答えを)考えていたりするのだが、何分構造認識も何もないので、その考えは極めて曖昧だったり、実現可能性から程遠かったりすることが大半。
一見、「認識」に近いように感じても、現実を切り開く力はなく、現実をひたすら直視した認識形成サイトの新認識には程遠い。

このような相手の考えに巻き取られてしまって、「認識に”近い”話しはできたけど、少しずれている」「もっと、あの部分の投稿を読んでおけば、こんな曖昧にはならなかった」というような歯がゆい思いを何度かした。その度に「勉強の必要性」を強く感じるのである。

それでも、不全のぶつかり合いにしかならない通常の会話と違い、新しい気づきや可能性に満ちた話しができて、「すごくよかった」「すっきりした」などの充足の声が(相手方から)聞かれる。

まずいのは、(その感想に対して)そこで納得してしまうこと。
認識営業は、現実を切り開く新認識の必要性を共認し、そこから「勉強の必要性」に至ってこそ成果となる。そのスタート地点である認識が、曖昧になってしまっては全く意味をなさない。
「認識に近い話し」ではなく「認識」を語らねば(どれだけ充足した感想をもらっても)先は無いのだ。

次回から、少しでも引っかかりを覚えたら、「確かに、(こういう会話が出来て)よかったですが、現実を変えていくには、まだまだ全然。これから一緒に勉強していきましょう。もっと格段にすっきりしますよ」と切り出して見ようと思う。


 
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