これからの暮らしはどうなるの?
42920 渋谷の名物男
 
辻一洋 ( 36 北海道 企画 ) 02/10/26 AM00 【印刷用へ
渋谷にジミーと呼ばれる名物男がいるらしい。

ジミーは40を過ぎてから9年近く、毎日渋谷に立ち、中高生に声を掛け続けている。
もともとは自身の音楽活動の売り込みを目的としていたようだが、今では彼を訪ねてくる修学旅行生もいるほどだ。

最初は奇をてらって、くるくる回転しながら若者に話しかけた。
路上に立ち始めた当初は商店主から追い出されたり、若者ややくざに殴られることもあり、毎日のように場所を変えた。しかし時を経る毎に「あいつは悪いことをしない」と信頼が形成されて行った。
彼は仲間紹介の自作の新聞を売ったり、知り合った中高生の写真をアルバムにして携帯した。口コミで彼の元に若者が集まり、彼自身が流行情報や人をつなぐまつりの場となっていった。
(以上、東京新聞(2002年4月1日号)参考)

この話は1年前に何かの雑誌で知った。当時は変なおじさんの一種だと思った。おそらく、彼を目の当たりにした多くの大人たちも同様に奇異な目で見ているのだろう。
しかし、一方で凄いなぁという感覚も少しはあったが、その可能性を捨象していた。

たとえ私心発でも外向収束するうちに相手第一の応望存在に変わり、人が自然に集まる。関係パラダイムの転換に年齢など、なんら障壁にならないのだと改めて気づかされた。
 
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