恋愛って、何?結婚って、何?
40030 恋愛は共認不全をごまかす為の価値観念
 
阿部和雄 ( 41 東京 設備士 ) 02/09/13 PM11 【印刷用へ
他者否定の自我を温存している限り、肯定視と受容を前提とした男女の共認充足は得られません。この欠乏感(共認不全)は潜在的・恒常的に意識の底部に溜まりつづけます。それでも何とか欠乏感を埋めようと、頭の中で本源風の充足感を追い求めつづけ、編み出したのが「恋愛」という価値観念です。

確かに恋愛感情の頂点では、「あなたにだけは心を開きだせる、そしてすべてを受け容れてもらえる」という安心感・充足感に近いものが得られるのかもしれません。しかしここには大きなゴマカシがあります。

まず、他者否定(排他)を前提にしているため「あなただけ」という特別な条件をつけます。そして「心を開く」といっても自我が基盤にある限りは、自分中心の期待と要求を開きだせる、開きだしても受け入れてくれそう、という程度の中身にしかなりません。
相手もまた、これで女が独占できるのならとりあえず何でも受け入れましょう、といった按配で「心を開く」⇒「自我の晒し合い・容認」という本源性とは程遠い私的充足(の取引)関係が成立します。これが「恋愛」によって得られる充足(幸福感)の正体です。

自我のプラス・マイナス判断に本源風な味付けを加えて、うまいこと「恋愛」という価値観念をつくり上げてはいますが、その成り立ちが他者否定を前提にしている限り根本的な共認不全はまったく解消されません。

「恋愛」の実体は自我充足のための取引関係でしかないこと、「恋愛」という価値観念では現在の閉塞感(共認不全)をごまかしきれないことに、すでに多くの人が気づき始めているのだと思います。

 
  List
  この記事は 39454 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_40030
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
192420 恋愛結婚って何なんだろう 樋口卓也 08/11/16 PM02
142430 恋愛って ageyaki 07/01/15 PM07
男女関係も自分発からみんな(社会)発へ 「★なんで屋@名古屋にゅ〜す★」 06/01/18 PM11
恋愛の正体を明かす☆彡〜「恋愛」の実体は自我充足のための取引... 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 05/10/14 PM05
恋愛経験 〜恋愛って、なんか胡散臭い!!〜 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 05/10/11 PM05
97056 周りが敵と感じるから排他的に「あなただけ」になってしまう。恋愛観念はそれを助長するだけの観念。 長谷川文 05/09/08 PM10
93134 ごまかしたままではシンドイ 姫嶋親子 05/06/22 PM01
93091 恋愛には自分しかない 嶺山志保 05/06/21 PM07
92559 恋愛では、適応することも充足することもできない 石野潤 05/06/12 PM06
90946 恋愛の正体を友人に分かって欲しい 呉珍之 05/05/17 PM10
87130 「ひと安心」から共認充足へ 山田孝治 05/03/10 PM10
87112 共認不全を孕み続ける恋愛から共認充足を得る和合充足へ 近藤文人 05/03/10 PM07
86569 恋愛という価値観念 田宮昌明 05/03/01 PM09
83020 「好き」って宗教? お百姓さん 04/12/23 PM00
81438 恋愛にこだわるほど共認不全は強くなる 芝田琢也 04/11/24 AM02
40117 再生の鍵を握るのはやはり観念・認識の形成 阿部和雄 02/09/15 AM00
40112 本源の充足とは 佐藤千苗 02/09/15 AM00

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
超国家・超市場論1 新しいまつり場は、国家と市場を超えられるか?
超国家・超市場論2 闘争(能力)適応 と 共生(取引)適応
超国家・超市場論3 置かれた環境を貫く 闘争圧力を把握せよ
超国家・超市場論4 同類闘争の圧力と共認統合の限界
超国家・超市場論5 私権闘争・掠奪闘争をどう止揚・統合するのか?
超国家・超市場論6 生存圧力に基づく同類闘争から、同類圧力に基づく同類闘争=認識競争へ
超国家・超市場論7 私権闘争を統合した 力の序列共認
超国家・超市場論8 国家(力の序列共認)と その統合限界
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である
超国家・超市場論10 何をするにもお金がかかる社会
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
超国家・超市場論12 市場の拡大限界は、国家の統合限界でもある
超国家・超市場論13 人類の新たな活力源=圧力源
超国家・超市場論14 外向収束⇒認識収束に応える『認識形成の場』
超国家・超市場論15 『認識形成の場』こそ、新しい社会統合機構の中核である
超国家・超市場論16 ゼロから、自分たちの『場』を作る活動
超国家・超市場論17 新しい社会統合機構が、国家機関を吸収・解体する
超国家・超市場論18 認識形成の『場』を構築することこそ、真の社会活動である
超国家・超市場論19 もう、傍観者=インテリ統合階級は、要らない
超国家・超市場論20 認識形成は遊びではない、生産活動である。
超国家・超市場論21 『認識形成の場』が、なぜ有料化されるべきなのか?
超国家・超市場論22 お金は、現実の必要度を測るモノサシ
超国家・超市場論23 『必要か、必要でないか』という真っ当な判断の土俵が出来てゆく
超国家・超市場論24 必要か否かの『判断の土俵』が、国家と市場を呑み込み、解体し、再統合してゆく
超国家・超市場論28 新しい可能性が顕在化するとは、どういうことか?
超国家・超市場論29 新しい『場』は、古い評価指標の洗礼を受けて、はじめて顕在化する
超国家・超市場論30 実現の論理
判断の土俵と解体・再統合 大学の例
判断の土俵とは、人々の潜在思念が作り出した共認圧力の場
『必要か否か』が環境問題に対する基底的な答えになる
社会統合組織の史的総括 国家と教団
社会統合組織の史的総括 市場と演場
大衆の期待の変化に応じて統合力も変わってゆく
マイナス原因構造とプラス実現構造という両輪
支配階級の私有権は絶対不可侵だが、庶民の私有権は剥奪され得る

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp