日本を守るのに、右も左もない
38363 報道の自由という欺瞞
 
石野潤 HP ( 47 大阪 教務開発 ) 02/08/21 PM09 【印刷用へ
「報道の自由」とは、国民の知る権利に応えて、いかなる権力にも干渉されずに報道や解説、分析する自由であるという。どのような情報を収集し、どのように解説し、分析するかはマスコミの自由なのである。

マスコミは、「公権力から人々の生活を守るためには表現の自由は絶対である。」と主張する。しかし、人々が何を知るべきか?知る必要がある情報とは何か?を不問にしたままで、人々の期待に応えているといえるのだろうか。

誰も必要としないような内容をもって、人々の期待に応えているのだと言う姿勢ほど傲慢なものはない。期待に応えると言うのなら、現代を覆う不全に対して一つでも答えを出してみたらどうか。

社会を統合しているのは人々の共認である。私権時代の強制共認を、このようなすり替えによって、あたかも人々が自主的に共認してきたかのように思い込ませてきたマスコミの罪は重い。

人々から社会を統合する共認形成の場を剥奪し、一方的に古い観念を垂れ流し、人々の期待に応えているのだという論理ほど欺瞞に満ちたものはない。共認形成という最大の共認充足を奪っておいて、代償充足の自由と傍観者としての知る権利が至高のものであるかのような言説など欺瞞である。

また、情報収集もその解説も、分析も自由であると言う。しかし、それは権力者たるマスコミゆえに許されているのであって、普通の人々には、「表現の自由」だからといって、ブラウン管や新聞を通して好き放題に喋ることなど許されていないのである。

「表現の自由」とは、そのような特権を許された強者の論理である。そして、それが間違った解釈であろうが、今や無効の認識であろうが不問なのである。解説や分析に意味があると言うのなら、この時代を閉塞へと導いてきた常識や既成観念など真っ先に全否定すべきである。

あたかも人々の意識を代弁しているかのような姿勢をもって、人々を傍観者に貶めてきたのがマスコミである。自由と言うのなら、「自分たちの手で共認を形成していく自由」こそが実現されるべきである。

「るいネット」において認識形成の場を構築していくことは、人々の手に共認形成を取り戻すための斗いでもある。

 
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