暴走する悪徳エリートの所業
38254 社会不全を隠蔽する支配装置
 
越見源 ( 37 大阪 都市計画 ) 02/08/20 AM00 【印刷用へ
>つまりマスコミとは単なる現実の傍観者で在るばかりではなく、もっと性質の悪いことに、現実の一部を切り取ってそれを面白おかしく針小棒大に語る、三文小説的脚色家なのだ。

例えば、鈴木宗男に始まり田中真紀子へと至るこの間の政治問題にしろ、長野県知事選の報道にしろ・・・真剣に突き詰めれば今の社会が孕む社会不全の深層に迫り得る切り口を見出すことができるであろうはずなのに、本質問題とは無関係の、単なるスキャンダル・・・まさに「火事と喧嘩」的な代償充足ネタに摩り替えてしまうあたりにマスコミの危険性を感じる。

単に情報を操作するだけでなく、問題の本質をぼかし、その構造に迫り皆が求める答えを導くという生産的行為の可能性を摘み、単なる解脱行為、情報の消費的行為に堕落させる(=頭を使わせない)罪悪。
必然的に我々は、情報や社会共認というものに対して受身であることが当たり前と思い込み、マスコミを批判し不満を口にするくらいが限界で、決して自分達の手で社会不全の中身を解明し、新たな答えを求めよういう発想は生まれてこない。
・・・これでは相手の思う壺だ・・・

マスコミの垂れ流す情報が、どのような問題意識であれ、結局は旧支配観念のばら撒きに陥らざるを得ないことも含め、マスコミというものは、社会不全の顕在化を阻み、社会統合の場を万人から奪うための支配装置の一つであると言わざるを得ないのではないか。

この支配の鎖を断ち切るためには、まず第一に、社会共認や答えというものが、誰かから与えられるものであるという固定観念を破壊することが必要であり、その為には、束の間の代償充足に浸り、あるいは不平や不満を並べ続けるよりは、自分達の力で何とか答えを導こうとすることのほうがよほど可能性と充足感に満ちているし、決して不可能ではないという事実と、それを体現した認識形成の場の存在を知らしめ、広げて行くしかないと思う。
 
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