かつては文学全集が教養の象徴のように本棚にあり、百科事典がそれにとって代わり、誰も読まないままに埃にまみれていったが、新聞も同じなのではないかと思う。「大人なら新聞くらい読まないと」と思っていたが、テレビ欄だけ見るために宅配されているのが大半。一度宅配にすると引越でもしない限りとり続けるのが普通。引越した途端、新聞屋の訪問ラッシュ。朝日ジャーナルやAERAが大して売れないのに、朝日新聞が大新聞たり続けているのは、せいぜいその程度のことではないかと思う。そこに安住して、無益な言説をばら撒き続け、社会を閉塞に追い込んでいる新聞も、百科事典のようにお蔵入りすべきかもしれない。 |
|