アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争
361668 選挙のミステリーは続く : アメリカ大統領選は「州ではなく郡ごとに見るとトランプ得票率が圧倒」
 
Bannister 20/11/11 AM00 【印刷用へ
いずれにせよ、民主主義の選挙制度の実態が民意とは別に如何ようにもなる「仕組み」である事が、もはや公になってきたようだ。

リンクより

リンク 米大統領選の「郡」ごとの得票結果(赤がトランプ候補が勝利した郡)

◆大衆の民意が結果に反映されていない…

アメリカ大統領選挙は、決着がつくまではさらに揉めそうな感じではあるにしても、11月8日の時点では、元セックス・ピストルズのジョン・ライドンから「彼はアルハイマーだ」と英 BBC で暗に言われた候補のほうが勝利宣言の準備をしているというような感じらしいです。

それにしても、アメリカの大統領選のシステムというのは不思議で、細かいことはともかくとしても、州を獲ったほうが総取りというようなシステムであるということですが、今回の選挙での得票率について、

・州単位ではなく
・さらに細かい「郡単位」

で見ますと、異様な状態が浮かび上がります。アメリカの FOX ニュースでは、リアルタイムで全米の得票率を伝えています。日本時間の 11月8日午前の時点では、以下リンクような数字となり、このままで確定しますと、270人以上の州の選挙人を獲得したジョー・バイデン候補が当選となります。

そして、以下はそれぞれの候補のアメリカの州の勝利状況です。

リンク 米大統領選の「州」ごとの獲得数

バイデン候補が選挙人の多い州で勝利していることがわかるのですが、それは別としても、冒頭にも載せましたが、この FOX ニュースのリアルタイムの速報では「郡」の単位で、どちらの候補が多く票を獲得したかを見ることができます。そちらは以下のようになっています。これは昨日見た時点のものですが、確定しているものに関しては現在も同じです。
 色分けは、

・青 = バイデン候補
・赤 = トランプ候補

です。

リンク 米大統領選の「郡」ごとの得票数

◆不思議すぎる州が多すぎる

真っ赤なんですよね。州の結果と、小さな単位の郡のどちらが、より民意を反映しているのかということもありますけれど、こんな状況で、「青が勝利した」のです。このあたりが、先ほど「アメリカの大統領選って不思議だ」と表現した理由です。しかし、州ごとに、さらに細かく見てみますと、ものすごい状況が浮き彫りになります。「不思議すぎる州が多すぎる」のです。

激戦の末にバイデン候補が勝利した州を見てみますと、たとえばミネソタ州では、以下のように、バイデン候補(青)が勝利しました。ミネソタ州は、BML など暴動の発端となった場所のひとつで、「今年のアメリカの暴力の象徴」を示す場所でもあります。

リンク ミネソタ州での選挙の結果

その「青」が勝利したミネソタ州の「郡」単位での勝利数です。

リンク ミネソタ州のそれぞれの「郡」の選挙の結果

圧倒的に「真っ赤」であり、概算で 8割以上の郡(正確には 87郡のうち 74郡)がトランプ候補の勝利となっているのに対して、現実は「青の勝利」となっています。「いくら何でもこれはおかしいのでは」と思いまして、もしかすると、ミネソタ州というのは郡ごとに極端に人口構成が異なるのかなとも思い、人口比を比べてみました。

圧倒的に少ない「青」の郡の人口を、ミネソタ州全体の人口から差し引けば、ある程度はわかると思われます。ミネソタ州には、こちらのページリンクによれば、87の郡があるということで、そのうち、バイデン候補(青)が勝利した郡は、地図で照会しますと、以下のようになります。

実に、87郡のうちの、74郡はトランプ大統領が勝利していたのですが、州としての結果は「バイデン候補の勝利」となったことがわかります。

●ミネソタ州の郡でバイデン候補が勝利した郡 (87郡のうち13郡)とその人口 Wikipedia

・クック郡 5,176人
・レイク郡 10,866人
・セントルイス郡 200,226人
・カールトン郡 330,844人
・ワシントン郡 238,136人
・アノーカ郡 35,386人
・ラムゼイ郡(州都セント・ポールのある郡) 508,640人
・ダコタ郡 398,552人
・ウィノナ郡 6,576人
・オルムステッド郡 144,248人
・ニコレット郡 32,727人
・ブルーアース郡 64,013人
・クレイ郡 58,999人

いずれにしましても、他の多くの州で、先ほどの全米の郡の選挙人獲得状況からも「大多数の郡がトランプ候補の勝利を示している」ことは事実のようです。

それにしても、これだけ民意と現実が乖離してしまうと、アメリカのますますの分断は避けられないのかもしれません。精神面では、もう分断自体していますけれど、「国土の物理的な分断」というようなことにも及んでいきそうです。
 
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