新しい男女関係(→婚姻制)の模索
361158 男女同権論は女の敵である
 
岡田淳三郎 ( 70代 大阪 経営 ) 20/10/21 PM10 【印刷用へ
元々の明治末〜大正期の女性解放論は、女は男とは異なる存在であることを明確に宣言し、女の性の力を前面に押し出していた。平塚雷鳥は、『原始、女性は太陽だった』『男性に真似て、彼等の歩んだ同じ道を少し遅れて歩もうとする女性を、私は見たくない。』と主張し、与謝野晶子は、『やは肌の あつき血汐に ふれも見で さびしからずや 道を説く君』と性の素晴らしさを詠った。

それに対して、’80〜’90年代を通じてマスコミが世界中で大キャンペーンを繰り広げ(現在のコロナ報道と同じ)人々に植え付けた男女同権論は、元々の女性解放論とは正反対で、女の性を封印し、女を男と同じ賃金奴隷へと追い込むだけの、女の自滅論に他ならない。それだけではない。性が衰弱した種は、間違いなく絶滅する。まして、性の充足を最大のエネルギー源として進化してきた人類において、性が衰弱すれば、人類は間違いなく絶滅する。

まさに人類絶滅の危機であるが、この危機を招いた根本原因は、近代思想の構造が孕む致命的欠陥にある。

近代観念は、事実に反する宗教に過ぎない。「自由」「平等」も、「個人が原点」も、「自立」も、「権利」も、全ては頭の中だけの架空観念(綺麗ごと)に過ぎず、そのような事実は自然界のどこにも存在しない。例えば、「個人が原点である」という事実はどこにも存在しないし、個人主義が称揚する「自立(を善とし依存を悪とする)」観念も、生物史上の事実=生命の原理に完全に反している。この地球上に、人類も含めて自立して生存している生物など存在しない。全ての生物は、自然や社会や集団に依存して生存しており、依存しているからこそ、それらの対象に対する感謝の念が生まれてくるし、その対象世界を解明しようとする徹底した追求心も生まれてくる。

また、「権利」などというものも、自然界のどこにも存在しない頭の中だけの架空観念に過ぎない。とりわけ男女同権論は、「生物は進化するにつれて雌雄の分化を拡張してきた」という生物史上の事実=進化の原理に完全に逆行している。

男女平等や男女同権を主張する者にとって、男と女で明らかに異なる性は極めて都合が悪い。そこで彼らは、まず性を封印し、さらにはセクハラ等、性を敵視するに至り、今や自分が女であることを嫌悪する感情まで生まれてきている。

その結果、夫婦のセックスレスや学校の性教育や社会でのセクハラ等、家でも学校でも社会でも、性を口にすること自体がタブー視され、性を封鎖する圧力が日増しに強くなっている。

しかし彼らは、性の衰弱に対しても滅亡の危機に対しても一言も語らず、知らないふりを押し通している。どうやら彼らは、性が衰弱しようが人類が滅亡しようがどうでもいいらしい。

かかる無責任な屁理屈に騙されてはならない。女の最大の活力源は性の充足にあり、性を封印する男女同権論は、紛れもなく女の敵であり、人類の敵である。学校で植え付けられた「勉強第一」の延長で「仕事第一」と思っている女たち、とりわけ、性を捨象し嫌悪している女たちは、それでは人類は絶滅するという自明の理を直視する必要がある。仕事第一にせよ、性の捨象にせよ、それらは明らかに生命原理に反しており、それら全てが親や学校やマスコミによって植えつけられた狂った観念であることに気づく必要がある。それは、本来の自分ではない。本来の自分は、本能の地平に眠っている。
 
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