新しい共認勢力
360478 菅義偉と山本太郎のベーシックインカム(BI)−3
 
森羅万象 ( 知命 森 万象 ) 20/09/24 PM11 【印刷用へ
〜続きです〜

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●ベーシックインカム 毎日新聞2020年9月23日
 新型コロナウイルスの感染拡大で失業や困窮が広がる中、政府が国民に対し生活に必要な最低限のお金を無条件で給付するベーシックインカム(BI)が世界各国で耳目を集めている。先進国が続ける大規模な財政出動と金融緩和の出口が見えない中、BIは国家運営の新しいモデルになり得るのか。国内外の最新の知見を問う。

「貧困なくす」政府の責任 ガイ・スタンディングGuy Standingロンドン大学教授
 経済学者。ベーシックインカムの啓蒙団体、BIEN(Basic Income Earth Network)の共同創設者、現共同名誉理事長。イリノイ大学にて労働経済学・労使関係論で修士号、ケンブリッジ大学にて経済学博士号を取得。国際労働機関(ILO) エコノミスト、バース大学教授、ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS) 開発学教授などを歴任。著書に『プレカリアート〜不平等社会が生み出す危険な階級』(法律文化社)などがある。ベーシックインカム賛成派を代表する論客
 経済的な権利として各人が定期的・継続的に少額の給付を受けるベーシックインカム(BI)は、人々に基本的な安心を与えるものであり、社会正義だと考えている。新型コロナウイルスの感染拡大で、その重要性は高まっている。コロナ禍においては、感染死してしまう可能性が誰にでもあり、収入や消費減といった巨大な需要ショックももたらした。こうした状況下では、全ての人が困難を乗り越える「レジリエンス(回復力)」を持つことが重要だ。BIを導入すれば、人々は必要な商品やサービスを購入できるようになる。経済の刺激だけでなく、レジリエンスを与えることもできる。
 2008年の金融危機の後もBI導入の議論があったが、あまり評価されなかった。当時は、グローバリゼーションと技術革新によって20世紀型の所得分配システムが崩壊したことが十分に理解されていなかったのだろう。日本や英国など実質賃金の停滞が続く先進国では、不安定な雇用形態で働く「プレカリアート」がますます増えているが、今では多くの人がそれを理解する段階になった。人々は基本的な安心を得るための新しい方策を見つけなければならなないと考えるようになった。
(抜粋)

プレカリアートとは、
 precario(伊 プレカリオ: 不安定な)とProletariato「プロレタリアート」(労働者階級)を組み合わせた新しい言葉で、新自由主義の非正規雇用、パートやアルバイト、フリーター、失業者などを含む。広義には再生産が不可能な低収入で自らの不安定な「生」を強いられる農業主や零細企業、商店主、自営業などもプレカリアートに含まれる。(★注、目いっぱい狭義に解釈しても今の日本の若者層の半分以上がプレカリアート。社会的に安定した正規雇用の公務員や一部上場企業社員(連合傘下の699万人)以外の日本人の9割。非正規の公務員や大学教員、期限付きの研究職がプレカリアート)
 
〜続く〜
 
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

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