民主主義と市民運動の正体
360473 菅義偉と山本太郎のベーシックインカム(BI)−2
 
森羅万象 ( 知命 森 万象 ) 20/09/24 PM09 【印刷用へ
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 ベーシックインカム脚光 コロナ禍、欧米で議論活発 毎日新聞2020年9月23日

 新型コロナウイルス禍で世界に困窮が広がる中、政府がすべての国民に一定の現金を給付する「ベーシックインカム(BI)」の議論が各地で広がっている。日本でも導入を訴える声が出てきた。なぜ今、BIなのか。【久野華代(パリ)、横山三加子(ロンドン)、中井正裕(ワシントン)、和田憲二】
 「携帯電話にメッセージが届いたのは、失業保険が切れる不安が膨らんでいた時でした。これで助かったと思いました」。コロナ禍でレストランを解雇されたマドリード在住の調理師、メルセデス・ピントさん(50)は6月12日、スペイン政府の低所得者向けの所得保障制度「生活最低限収入制度」の対象者であることを知らせるメールを受け取り、すぐに手続きした。約2週間後、メルセデスさんが受け取っている失業保険の受給額などから算出した6月分の給付額203ユーロ(約2万5000円)が銀行口座に振り込まれた。メルセデスさんは「政府の支援金が励みになり、一生懸命仕事を探すことができた」と話す。7月下旬、新しい調理師の仕事を見つけた。

BIは、生活に最低限必要な現金を、所得に関係なく一律に給付する仕組みだ。人工知能(AI)やロボット社会の到来で雇用縮小が予想される中、新たな社会保障制度として先進国を中心に注目されている。世帯ではなく個人に支給するため、家族の形態や働き方の多様化に対応できる点もメリットだ。スペインの新制度は、低所得層に対象を絞った点などでは純粋なBIとは言えないが、議論を活発化させるきっかけの一つとなった(抜粋)
 「働かなくなる」論争
 フィンランドで2017年から2年間の実証実験では失業者2000人に毎月7万円を支給した場合、これまでは失業手当の受給資格を失うので「小さな仕事」を避けてた人が経済的な不安を抱くことなく働けるようになり、失業手当支給よりも効果的だった。

米5都市でも試験導入

日本 じわり注目 10万円一律給付「BIに近い」
日本でも2008年のリーマンショック後、非正規雇用の「雇止め」や、働いても生活が苦しい「ワーキングプア」が増加したことで、一部野党は貧困対策としてBIを打ち出した.その後、2017年には民進党が「日本型ベーシックインカム構想」関連法案を国会に提出。小池百合子の希望の党もBIを公約に掲げていた。
政府が経済対策の目玉として実施した一律10万円給付が、結果としてBiに近いものになった。自民党内でも7月にはBI導入の議論が始まるなどBI導入を前提とした動きが始まっている。
(抜粋)

★注、去年7月の参議院選挙で山本太郎(2019年(平成31年)4月1日に設立した)「れいわ新選組」が打ち出した目玉政策がベーシックインカムである。山本太郎が参議院選挙無所属出馬した際の得票数(66万6684票)の3倍以上となる約228万票を獲得し2名が当選している。
ベーシックインカム、そもそもどんな制度? 貧困対策で全国民に定額を無条件支給=回答・和田憲二

なるほドリ 最近耳にする「ベーシックインカム(BI)」って何のこと?
 記者 政府が、すべての国民一人一人に対し、無条件(むじょうけん)で、生活に必要な最低限(さいていげん)のお金を定期的(ていきてき)に給付(きゅうふ)する制度のことです。一時的な景気対策(けいきたいさく)ではなく、貧困(ひんこん)をなくすのが狙いです。

Q 貧(まず)しい人には生活保護(せいかつほご)があるよね?
Å 生活保護は世間体を気にして申請しない人が多く、基準を満たす人の2割しか受給していない。

収入を得ると給付額が減るため、働く意欲がわかず貧困から抜け出せないが、BIは全国民が対象なので気兼ねなく受給でき。収入の多寡も無関係で行政の手間も省ける。
(抜粋)

毎日新聞なるほドリの「BIは貧困対策」は明らかな間違い

今の日本経済が30年間も塗炭の苦しみにあえいでいるデフレ(消費不況)対策がBIの最も大事な点で、だから生活に困っている貧乏人だけではなく、お金に余裕がある中産階級も金持ちも一切の選別を行わず一律で一定額を支給する。(★注、経済政策としてのベーシックインカムでは政府が国民に金を配ることが目的なのではなくて、国民が「消費に金を使う」ことが目的だった)

〜続く〜
 
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